シンプルで力強い。ゼニスのチャレンジングな姿勢が表れた3針モデル「デファイ クラシック」

2017年のハイライトとなったコレクション「デファイ」

文/竹石祐三

自動巻きクロノグラフ・ムーブメントの傑作、エル・プリメロを搭載した基幹コレクション「クロノマスター」や、2011年の発表以来、好評を得ている「パイロット」とともに、ゼニスのコレクションの中で楽しみな存在になっているのが「エリート」だ。シンプルで上品なたたずまいと、購入を真剣に考えてしまうプライス設定に、ここ数年、惹きつけられている。

ところが2018年、エリートの新作はムーンフェイズを搭載したレディス・モデルのみにとどまった。毎年期待を寄せているだけにちょっぴり残念な気持ちにもなったのだが、シンプルな3針モデルは意外なコレクションから姿を現した。それが「デファイ クラシック」だ。

デファイは、ゼニスにとって2017年のハイライトとなったコレクション。同年のバーゼルワールドで発表された「デファイ エル・プリメロ21」は、1/100秒単位の計測が可能なクロノグラフ・ムーブメントを搭載したモデルだし、さらに、同年初秋に披露された「デファイ ラボ」は、テンワやヒゲゼンマイ、アンクル、緩急針が一体化したオシレーターを採用。いずれも、先進的かつ革新的なタイムピースだ。

それゆえに、デイト付き3針モデルのデファイ クラシックもやはり、挑戦的(=デファイ/DEFY)な姿勢は崩していない。搭載されるムーブメントは、既存のエリート 670を同コレクション向けに再設計したエリート 670SK。ガンギ車とアンクルにシリコンを採用したことで摩擦の低減と高い耐磁性能を両立し、日常使いにおける安心感を一層強めている。

 

 

オールマイティに着用できる「デファイ クラシック」

そして、最も感心させられたのがデザイン。1967年に発表されたデファイを踏襲しているというケース形状は、実にモダンなのだ。ケース径は、当時の38mmから41mmにサイズアップされているようだが、腕に載せてみるとそのサイズ感はちょうどいい。しかも、エッジの効いたフォルムは、シンプルでありながら、力強さを感じさせてくれる。

ダイアルは、今や腕時計のスタンダードとなったブルー。上品に輝くブルーダイアルとブラッシュ仕上げのチタンケースとのコンビネーションは美しく、これなら、ビジネスからカジュアルスタイルまで、オールマイティに着用できる1本になるだろう。

またブルーダイアルは、オールシーズン着用できる落ち着いたカラーではあるが、その一方で、海を想起させる色である以上、夏に積極的に着けたくなる。そうなると、ブレスレットかラバーストラップのモデルを選びたくなるのだが、デファイ クラシックに付属するストラップは、ブルーアリゲーターをコーティングしたブラックラバー。つまり、肌に触れる裏面はラバー※としながら、表面にブルーのレザーを施すことにより、実用性とデザインを両立させたわけだ。
※今回の紹介モデルの場合。他にラバーストラップ、チタンブレスレットあり。

ストラップはしっかりとした厚みを持ち、ボリュームのあるケースとのバランスも良好。チタンケースなので重量感は抑えられているものの、肉厚なストラップのおかげで装着時の安定感も高い。

3針モデルの購入を検討しているのであれば、一度手にしてみてはどうだろう。デザイン、機構、装着感、そして何よりもその存在感に魅了されるはずだ。

デファイ クラシック
69万1200円/(ブレス)79万9200円

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【時計図鑑】ZENITH

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