みんな大好き「ベンチュラ」の忠実復刻も! 次はどれ買う?ハミルトンの2018秋冬新作インプレッション!!

アメリカで誕生し、現在はスイスメイドのハイコストパフォーマンスウオッチを手がけるハミルトン。時計の購入を検討したことのある人なら、このブランドを一度は候補に挙げたことがあるのではないでしょうか。そんな知名度抜群のハミルトンのオフィスに赴き、これから年内に発売される新作ウオッチを見せてもらいました。果たして、どんなモデルが登場するのか。さっそく見ていきましょう!

 

変形ケースの革新モデル「ベンチュラ」の忠実復刻版

ゴールドのフレックスブレスが新鮮

1957年に世界初の電池式腕時計として発表されたハミルトンの「ベンチュラ」は、時計好きはもちろん音楽好きにも知られた存在。エルヴィス・プレスリーが愛用したことで火がつき、現在も多くのミュージシャンに愛用されている名作です。今年は、オリジナルに忠実な金×黒のカラーリングで現代に復活しました。

サイズは横32.3×縦50.3mmと横24×縦36.5mmの2種類あり、大きな方にはイエローゴールドPVDが施されたフレックスステンレススチールブレスレットの仕様もあります。ブラック文字盤を横切るエレクトリックマークもいい感じにレトロな雰囲気を盛り上げます。この個性的な形状で定番ウオッチといえるのは、ベンチュラだけではないでしょうか。

「ベンチュラ」左から10万9080円/Ref.H24301731、10万9080円/Ref.H24301131、10万5840円/Ref.H24101731 クオーツ。5気圧防水

この時計は11月からハミルトンブティック 東京 キャットストリートで先行発売されたあと、12月から全国展開される予定となっています。

 

シンプルデザインが“今の気分”なイントラマティック新作

文字盤がすっきりとした腕時計が最近は流行していますが、ハミルトンも以前からシンプルな時計を展開しています。その代表作が「イントラマティック」。1960年代に発売されたオリジナルモデルにインスピレーションを得た人気シリーズです。これの新色としてグレーダイアルとハバナブラウン、バーボンカラーという絶妙なカラーダイアルが登場します。

かなり薄く設計されており着け心地は良好。文字盤のカーブに合わせて針を曲げるなど、小技も効いていて高級感が漂う

時計本体は、外縁を湾曲にした文字盤の採用、秒針の排除、プリントインデックスなど、薄くするための様々な工夫により、デイト付きの自動巻き時計ながら9mmを切るスリムな設計を実現しています。サイズは直径42mmと38mmの2サイズ展開。

「イントラマティック」上段:左から10万2600円/Ref.H38455781、10万2600円/Ref.H38455781、11万6640円/Ref.H38755181、10万8000円/Ref.H38455181  下段左から12万3120円/Ref.H38745501、11万6640円/Ref.H38465501、12万3120円/Ref.H38735501、11万6640円/Ref.H38475501  自動巻き。5気圧防水。9月発売予定

イントラマティックからはもう一本、復刻モデルが発表されました。それが「イントラマティク オートクロノ」。1968年に「クロノグラフ A」として発表されたモデルのデザインを受け継ぎ、白ダイアルに黒目玉の通称「パンダダイアル」が特徴となっています。

「イントラマティック オートクロノ」28万800円/Ref.H38416711 自動巻き。10気圧防水。10月発売予定

オリジナルでは直径36mmだったケースは、最新作では40mmに拡大されました。搭載するのは自動巻きCal.H-31。標準持続時間60時間を誇るハイスペックムーブメントです。

ミリタリーウオッチの元祖「カーキ」は直径50mmの限定品で勝負!

1940年代の米国陸軍のミリタリーウオッチの直系である「カーキ」からは、ビッグウオッチが発表されました。ビッグなのは直径50mmのケースだけではありません。この時計、アラビア数字インデックスもビッグなのです。ひとつひとつ手作業で固定される高さ1.1mmの数字インデックスは、蓄光仕様の「スーパールミノバ」を成型したもの。全方向から光を吸収するので暗所での光量や持続時間が飛躍的に向上しているとのこと。

「カーキ フィールド メカ」左から14万9040円/Ref.H69809730、13万8240円/Ref.H69819530、14万9040円/Ref.H69829560 手巻き。10気圧防水。10月発売予定
さすがに直径50mmはデカい。ストラップがしなやかなので、腕に巻きつけるような装着感

この特別モデルは、オールブラックの「ステルス」、サンドブラスト加工が施されたマットな「スチール」、グレーグリーンのクレイカラーが特徴的な「アース」の3タイプで登場。それぞれ世界限定550本での展開となります。

 

ほかにもまだあるハミルトンの秋冬新作

「カーキ」シリーズからは、ヴィンテージカラーが採用された「カーキ パイロット オート デイデイト」は、先に発売された42mmに続いて直径46mmの大型モデルも発売に。

「カーキ パイロット デイデイト オート」12万3120円/Ref.H64705531 自動巻き。10気圧防水。ステンレススチールブレスレット、デザートブラウンカーフストラップのバージョンもあり。10月発売予定。

 

文字盤側からムーブメントの動きが愉しめる人気作「ジャズマスター オープンハート」から登場する、サンドベージュダイアルの新色。

「ジャズマスター オープンハート」左から(直径40mm)11万4480円/Ref.H32565121、10万5840円/Ref.H32565521 (直径42mm)12万8520円/Ref.H32705121、11万9880円/Ref.H32705521 自動巻き。5気圧防水。10月発売予定(年内日本・韓国先行発売)

 

「ブロードウェイ」の新作は、限定のGMTウオッチと、プルシアンブルー/インペリアルグリーンの配色が個性的な3タイプ。

「ブロードウェイ GMT 限定モデル」16万9560円/Ref.H43715731 自動巻き。5気圧防水。世界限定2018本。ブレスレットバージョンもあり。10月発売予定
上段左から「ブロードウェイ デイデイト オート」12万3120円/Ref.H43515641、12万9600円/Ref.H43515141 「ブロードウェイ デイデイト」7万7760円/Ref.H43311941 下段左から「ブロードウェイ オート クロノ」24万1920円/Ref.H43516641、24万8400円/Ref.H43516141 発売中

 

1940年代から愛され続けてきたロングセラー「ボルトン」は、横23.5mm×縦27.4mmのMサイズと横27.3mm×縦31.1mmの2サイズで新たなスタイルに一新。マホガニーブラウン、ミッドナイトブルー、ルビーレッドという、気品に満ちたストラップカラーとのマッチングもいい感じです。

「ボルトン」上段(Mサイズ)左から各6万9120円/Ref.H13321511、Ref.H13321611、Ref.H13321811 下段(Lサイズ)左から各6万9120円/Ref.H13421511、Ref.H13421611、Ref.H13421811 クオーツ。5気圧防水。日本先行発売中

 

「いつかは ベンチュラを」と思っていた筆者としては今回の復刻がかなりグッときていますが、一方でイントラマティックの上品なグラデーションダイアルにも心を惹かれるところ。みなさんは、どの時計がお好みでしたか?

TAG

人気のタグ