上品なレトロモダンへと生まれ変わったダイバーズスタイルの名品
ダイバーズウオッチを選ぶ際、なにかと防水性能や特殊機能などばかりが注目されがちですが、普段の生活で使う場合はそれらと同じくらい重要なことが。それはズバリ“外観”。日常の広範なシーンに無理なく溶け込み、さらに魅力を放つ存在感やポイントがあってこそ、ハイレベルな実用品と言えるはずです。そしてシンプルな普遍性の中にさりげなく“トレンド感”があると、いっそう価値は高まります。そんな、特別な美貌を兼ね備えた注目作がオリスの「ダイバー65」の新作といえます。
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ルーツは1965年誕生のオリス初のダイバーズ
このモデルはオリスが1965年に製作した初のダイバーズウオッチをモダナイズしたコレクションで、豊富なラインナップも人気の秘密。2019年新作の“ディープグリーンダイヤル”は目下大ブレイク中のグリーンを文字盤に採用、加えて同じく話題のブロンズもベゼルに配したカラバリですが、その色合いはあくまでシックで控えめ。流行色でありながら堅実な普遍性をも感じさせるところが「オリス」の個性であり、卓越した“技”なのです。
≪試着レビュー≫
程よいサイズ感とブロンズのアクセントが◎
深みのあるグリーンのダイアルを引き立てているのが、1960年代のヴィンテージライクなデザイン、ベゼルリングにワンポイント投入したブロンズといえるのではないでしょうか? カラーやサイズ、ストラップの違いで50以上のランナップを揃える「ダイバーズ65」のなかでも、個人的にはベスト3に入る組み合わせだと思います。このブロンズの使い方なら、ケース全体がブロンズだと少しハードルが高いと考えていた人でも手に取りやすいはず。日々、腕元で経年変化していくブロンズが見れるのはまさしくユーザーだけで、オンリーワンを“育てる”感覚を楽しむことができます。サイズも直径40mm、厚さ約13mmなので、使うシーンを選ばないことでしょう。
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「ダイバーズ65」
オリジナルより2mm大きな40㎜径のケースを採用し、内面無反射コーティングのサファイアクリスタルガラスや自動巻き式のCal.733の搭載(オリジナルは手巻き式)など、最新スペックで現在に蘇った歴史的ダイバーズ。インデックスと指針には、経年変化を思わせるヴィンテージカラーのスーパールミノバを塗布している
問:オリスジャパン TEL.03-6260-6876
https://www.oris.ch/jp
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