2018年は、パトリシア・ウルキオラがデザインした新しいブースに一新。2018年の国際高級時計展(SIHH)では、3つのテーマを軸に新作が発表されました。その中には、パネライのイメージを覆すモデルもお披露目されています。 →前編
ルミノール ベース/マリーナ
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ベーシックなルミノールのコレクションから、ブルーのOPロゴを使った2針のベースとスモールセコンド仕様のマリーナが3本ずつ発表されました。搭載するのは、こちらも新型となる手巻きCal.P.6000。3日間パワーリザーブは、パネライにとってはもはや標準仕様といえるでしょう。
ロ・シェンツィアート/ラストロノモ
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2018年は、パネライ創業の地イタリア・フィレンツェにゆかりのある天才ガリレオ・ガリレイにちなんだコンプリケーション2型が登場。
「ロ・シェンツィアート」は、DMRS(ダイレクトメタルレーザーシンテリング)なる新たな技術を用いたケース設計を採用。金属3Dプリンタ技術によってチタンケース内部を空洞にし、直径47mmというサイズの複雑時計ながら100gの質量を達成しました。世界限定100本
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ラストロノモには、パネライ初となるムーンフェイズ表示を採用。これに加えて、日の出入り、均時差、トゥールビヨンを搭載した圧巻のコンプリケーションとなっています。デイト表示は、「偏光」の仕組みを応用した透明ディスクを用いた特許技術。3時位置にあるときだけ日付が出現するため、美しいスケルトン構造やトゥールビヨンの美観を損なうことがありません。受注生産でケース素材を選ぶことができるそうです。
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