時計製造の伝統を知り尽くす老舗
ジラール・ペルゴは、18世紀末からの長い歴史と伝統を誇る名門。1860年代に製作したスリー・ゴールド・ブリッジ付きトゥールビヨンのスタイルを現在も継承するなど、伝統的な時計製造をいまに伝えている。トゥールビヨンの他、ミニッツリピーターをはじめとした複雑時計製造の名手として有名。その一方、1970年にはスイスで最初にクオーツ時計を量産するなど、新分野の開発にも余念がない。
日本の時計業界とも縁が深く、創業者一族のフランソワ・ペルゴは1860年に来日し、スイス時計の普及に尽力した逸話もある。
複雑機構を搭載する「ブリッジ」コレクションに施された熟練職人による仕上げの技法は、「1966」や「ヴィンテージ1945」「ロレアート」などの人気コレクションにも活かされている。