【腕時計ブランドの教科書 GIRARD-PERREGAUX】18世紀末からの長い歴史と伝統を誇る名門 (ジラール・ペルゴ)

2018/6/2 17:00
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時計製造の伝統を知り尽くす老舗

ジラール・ペルゴは、18世紀末からの長い歴史と伝統を誇る名門。1860年代に製作したスリー・ゴールド・ブリッジ付きトゥールビヨンのスタイルを現在も継承するなど、伝統的な時計製造をいまに伝えている。トゥールビヨンの他、ミニッツリピーターをはじめとした複雑時計製造の名手として有名。その一方、1970年にはスイスで最初にクオーツ時計を量産するなど、新分野の開発にも余念がない。

日本の時計業界とも縁が深く、創業者一族のフランソワ・ペルゴは1860年に来日し、スイス時計の普及に尽力した逸話もある。

1854年に結婚したコンスタン・ ジラール(左)とマリー・ペルゴ (右)夫婦が、現社名の由来
創業者一族のフランソワ・ペ ルゴは、幕末の1860年に来日。日本でのスイス時計の普及に貢献した
1889年のパリ万博で金賞を受賞した、スリー・ゴールドブリッジ付きトゥールビヨン 搭載の懐中時計「ラ・エスメラルダ」。機能と芸術性が融合した好例として、高い評価を得ている

複雑機構を搭載する「ブリッジ」コレクションに施された熟練職人による仕上げの技法は、「1966」や「ヴィンテージ1945」「ロレアート」などの人気コレクションにも活かされている。

1975年発表の初代ロレア ート。クロノメーター規格認定モデルであったことから「資格を有するもの=ロレアート」が命名の由来

 

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