日本が世界に誇る“壊れない時計”G-SHOCKの歴史秘話 2008-2014年/6年ぶりのバーゼル復帰で、世界のアナログ市場へ挑戦

2017/3/29 9:00
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腕時計界で革命を巻き起こし続ける「G-SHOCK」のウンチク集! 今回は、現在の世界的なG-SHOCK人気の基盤となったカシオの戦略を振り返ります。

アナログとデジタルの相乗効果を経て

世界的な認知度がさらに上昇

カシオの得意分野はデジタルです。しかし、市場の希望は圧倒的にアナログのほうが大きい。その点、バーゼルワールドは、やはり“アナログ”の見本市。 2008年、6年ぶりのバーゼル復帰は“アナログ”への勝負に出たことを意味しました。言い方を変えれば、得意のデジタル分野で培った強みを、アナログ市場で発揮する自信がついたともいえます。その試金石として発表したのが、欧州への初出展となるMR-G、MRG-8000。歴代MR-Gでも桁違いのハイエンドモデルで殴り込みを掛け、極めて高い評価を得ることができました。

こうしてアナログとデジタルの相乗効果を経て、世界的にもG-SHOCKの認知度は上昇しました。2009年からは毎年「SHOCK THE WORLD TOUR」が、世界の主要都市で開催され、G-SHOCKを愛するビッグアーティストがこぞって参加。2012年にはBluetooth通信規格に対応してスマホと連携できるGB-6900Aも誕生しました。

G-SHOCKの歴史は、すなわちカシオ開発陣の“挑戦”の歴史でもあります。絶え間なく進化する限り、その魅力が色褪せることはありません。そして今後どんな方向へ進もうと、初代モデル開発時の“壊れない時計”という基本コンセプトは、必ず継承されていくはずです。それが1983年に時計界の常識を覆す革命を起こした、G-SHOCKのアイデンティティそのものだからです。

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毎年に開催される世界最大の新作時計見本市バーゼルワールドに、2008年、6年振りにカシオが復帰。この時発表されたG-SHOCK25周年モデル、MRG-8000G-1AJFは18金ゴールド製の都市名コードリングを搭載して52万5000円でした。

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Bluetooth対応のGB-6900。時刻自動修正や音声着信メールなどの先進機能を備えていました。

日本が世界に誇る“壊れない時計”G-SHOCKの歴史秘話 2003-2007年

 

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