最高潮に達したG-SHOCKブーム! 3代目イルクジがスケルトンボディで華麗に駆け抜けた【G-SHOCK列伝15】

2017/8/4 15:27
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199611月に登場した初代ラバーズコレクションで社会現象となったG-SHOCKブームは、1997年3月の3代目イルクジ発売で最高潮に! ほとんど店頭に並ぶ間もなく瞬時に売り切れ、プレミアム化していったのです。

“海”を極めたシースルーボディに6色の文字盤バリエーション

3代目イルクジの登場は、まさに衝撃的でした。初代イルクジの誕生が1994年4月、そして2代目イルクジの誕生が1996年3月。国際イルカ・クジラ会議は2年に一度の開催のため、3代目イルクジは当然1998年になるはずでした。

しかし、1997年から国際イルカ・クジラ会議は毎年開催されることとなり、突然、第6回会議の開催を記念した3代目イルクジがリリースされたのです。

2代目イルクジは、まだ欲しい人が買える状態でしたが、この3代目イルクジはG-SHOCKブームの最高潮時期に登場したこともあって、全国の時計店に長い行列ができました。希望者が買えないばかりか、一部では値上がりを期待した投資対象となり、社会現象と言っていいほどにG-SHOCKが盛り上がったのです。

オリジナリティや個性の点では、初代イルクジや2代目イルクジに劣るとの評価があったものの、3代目イルクジの6色の文字盤バリエーションは、いずれも美しく、人々を魅了するパワーに満ちていました。

 

3代目イルクジ DW-6910K-9T
3代目イルクジ DW-6910K-9T

ニックネームは「フリーマントルイエロー」。パース南西にある港町フリーマントル付近は、ザトウクジラの通過ポイントとして有名な場所。イエローとはいえ、落ち着いた色彩を使用することで、全体に優しさが漂っています。

 

3代目イルクジ DW-6910K-8AT
3代目イルクジ DW-6910K-8AT

「ウロンゴンシルバー」。3代目イルクジで最も透明感の強いモデルです。ウロンゴンはシドニーの北側にあるザトウクジラのウオッチングポイントで、オーストラリア先住民のアボリジニ語で「砂に打ち寄せる波の音」という意味を持っています。

 

3代目イルクジ DW-6910K-8BT
3代目イルクジ DW-6910K-8BT

「アルバニーグレー」。G-SHOCKのロゴと色を揃えた文字盤内のプリントは、シリーズ唯一のオールホワイト。西オーストラリア最南端のアルバニーは捕鯨基地として栄えた歴史があり、ミナミセミクジラが観察できる街として有名です。

 

3代目イルクジ DW-6910K-3T
3代目イルクジ DW-6910K-3T

「ローガンスビーチグリーン」。オーストラリアのメルボルンの西に位置するローガンスビーチは、ミナミセミクジラが観察できるポイントとして人気があります。

3代目イルクジ DW-6910K-2AT
3代目イルクジ DW-6910K-2AT

「ハービーベイブルー」。ザトウクジラのウオッチングポイントといて有名なハービーベイは、第6回国際イルカ・クジラ会議が開催された町。バイロンベイブルーより、ややパープルっぽい仕上がりです。

 

3代目イルクジ DW-6910K-2BT
3代目イルクジ DW-6910K-2BT

「バイロンベイブルー」。シドニーの北に位置するバイロンベイは、ザトウクジラのウオッチングポイント。各モデルともELバックライトの“G”マークと文字盤カラーはカラーコーディネートされています。

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