世界にひとつしかない自分だけの時計 バースデー・ヴィンテージウオッチを愉しむ【R50世代編ー1956年~1965年製】

「自分と同じ年輪を刻み、これからも同じ時を重ねていく」、それがバースデー・ヴィンテージ時計。経年変化によって生まれたレトロな表情は個体ごとに異なるため、同じモデルが二つとして存在しないのが大きな魅力です。まずはR50世代のバースデー・ヴィンテージ時計を紹介していきます。

 

R50世代タメ年ウオッチの特徴とは?

熟練職人が製造した

一生モノ時計を堪能できる

機械式時計黄金期と呼ばれたR50世代の腕時計には、耐久性に優れる名作ムーブメントが数多く存在します。採算を度外視した高級パーツや美しい装飾が施されており、バースデー・ヴィンテージ時計の中でも、一生モノとしてふさわしい品質を実現した逸品が揃っています。また、この世代は文字盤デザインが劇的な変遷を遂げた時代。インデックスは古典的なアラビア数字から上品な楔型に変わり、最終的にシンプルなバーに。ムーブメントでは1万9800振動までのロービートが中心になっています。

 

マイナーチェンジの過渡期に

誕生した希少デザイン

auntique1%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

1960年製

ロレックス

エアキング デイト

参考相場57万2400円

エアキングの派生モデルとして、デイト機構を搭載して誕生したRef.5700。楔型インデックス&時分針に艶やかなホワイト文字盤の組み合わせは、初期生産型に見られる珍しい意匠です。34㎜径ケースにCal.1530を搭載。

auntique4

ロレックスが開発した三大発明の1つであるデイトジャスト機構を搭載。深夜0時になると日付が瞬時に変わるため、誤読する心配がありません。

 

auntique3

華奢な男性にもスマートに装着できる34㎜径のSSケース。オリジナルに近い肉厚なボリュームを保っており、コンディションが良好です。

 

 

傑作ムーブメントと称される

Cal.89を搭載!

auntique7

1965年製

IWC

センターセコンド

参考相場51万3000円

メンテナンス性を考慮した肉厚パーツや、精度を追求した大型テンプをセットした自社製手巻きCal.89を装備。美しい輝きを湛える18Kイエローゴールドに光沢感を放つサンバースト文字盤が上品な高級感を主張します。

 

auntique6

1964年製

ロンジン

クロノグラフ

参考相場124万2000円

優れた耐久性と美しい装飾から、ヴィンテージ・クロノグラフの名機と称される自社製Cal.30CHを搭載。バーインデックス×バー時分針の組み合わせは、視認性を追求した1960年代を象徴するデザインです。

 

auntique10

1964年製造

セイコー

ワールドタイム

参考相場15万800円

1964年の東京五輪開催を記念して製造した国産初のワールドタイム。時分針と連動して動く黄色針と、インナーベゼルの都市名を合わせることで世界24都市の時刻が読み取れます。ケース裏に五輪聖火マークを刻印。

 

auntique8

1960年代前期製造

オメガ

コンステレーション

参考相場28万800円

高精度の自動巻きクロノメーターとして知られる歴史的タイムピース。12角ダイアルにダイア型インデックスが上品な表情を演出します。金無垢ベゼルに金張りラグ、SSケースバックを組み合わせたゴールドトップ仕様です。

 

auntique9

1960年代前期製造

ブライトリング

ナビタイマー コスモノート

参考相場64万8000円

回転計算尺を装備するパイロットウオッチ「ナビタイマー」の特別仕様として誕生。文字盤内周に取り入れた24時間表記は、宇宙など昼夜を判断しにくい環境での使用を想定したものです。ヴィーナス社製Cal.178を搭載。

 

%e5%90%8d%e7%a7%b0%e6%9c%aa%e8%a8%ad%e5%ae%9a-1%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%94%e3%83%bc

1950年代後期製造

レマニア

スウェーディッシュエアフォース

参考相場52万9200円

“ボンバーウオッチ”の異名を持つスウェーデン空軍モデル。2時位置ボタンを押すと秒針が帰零。飛び出したリューズを押すと、再び秒針が動き始めます。戦争下ではこの機能を利用して爆弾投下の時間を計測しました。


購入時の注意点

製造当時の防水性は

確保されていない 

auntique5

ヴィンテージ時計の多くは、ケースやパッキンなど部品の劣化や摩耗により、製造時の防水性能を望むことは出来ません。非防水レベルの時計として使用することを心がけることが大切です。

TAG

人気のタグ