【ペルレ】暗闇でこそ存在感を発揮!? スーパールミノバを大胆に使ったスイスウオッチ「タービン フルラム」

スイスのウオッチブランド【ペルレ(PERRELET)】が、ジュネーブで開催された時計見本市「TIME TO WATCHES」にて代表的コレクション「タービン」の最新限定モデルを発表した。インデックスからサブダイアル、タービンブレードに至るまで暗闇でグリーンに光るスーパールミノバをコーティングした新作「タービン フルラム」は、希少な50本限定生産で、価格は91万3000円(税込)。2023年4月下旬発売予定。

文字盤をスーパールミノバで大胆にコーティング

 

2009年に発表され、瞬く間にペルレの象徴的存在となった「タービン」。航空分野にインスパイアされたプロペラ型ローターが文字盤上で超高速回転することで、サブダイアルが出現するギミックを特徴としている。まさにペルレの独自性と技術力が反映されている。本コレクションは、常に斬新なアイデアをダイアルに表現しており、「タービン フルラム」では驚異的な蓄光効果を持つスーパールミノバで大胆に加工し、明所と暗所で異なる表情を見せるフェイスデザインとしている。

本機は立体的なアラビア数字インデックス、ミニッツフランジ、サブダイアル、タービンブレードをグリーンに光るスーパールミノバでコーティング。明るい場所ではトレンド感のあるライトグリーンだが、暗い場所に移るとスーパールミノバの塗布箇所がグリーンに発光。文字盤の大部分をスーパールミノバで加工していることで、視認性の確保だけでなくネオンのように輝かせている点もユニークだ。さらに手首の動きに合わせてスーパールミノバ付きのタービンが回転するため、ダイナミックな光の“躍動”も楽しめる。

ビッグサイズ44mm径のステンレススチールケースは、ブラックPVDコーティングによって漆黒の精悍なデザインと耐傷性の向上を両立。タービンのデザインコードであるフルーテッド装飾も施し、ケース一体型リューズにはペルレの頭文字から取ったPのロゴをエンボス加工であしらっている。

自社製造の自動巻きムーブメント「キャリバーP-331-MH」を搭載

搭載ムーブメントは、毎時2万8800振動、約42時間パワーリザーブの完全自社設計・製造で組み立てられる「キャリバーP-331-MH」。スイスのラ・ショー・ド・フォンにあるラボラトワール・デュボアの実験工房にてクロノフィアブルテストをクリアし、高精度の証となるCOSC認定クロノメーター検定を受けた高性能な自動巻きムーブメントである。こちらはリミテッドナンバーが印されたサファイアクリスタルバックを通して、各種の装飾や仕上げ、RH仕上げのオープンワークローターなどが鑑賞できるようになっている。

タービンはこれまで、日本の伝統模様“青海波(せいがいは)”をテーマとする「タービン セイガイハ」、ポップなテイストのエロティックアニメを描いた「タービン エロティック」など、ユニークな限定モデルを手掛けてきた。本機もスーパールミノバをまとい、“暗闇でこそ存在感を発揮する時計”として、強烈に個性をアピールする。童心を忘れていない大人のセカンドウオッチとして候補に挙げられる一本といえそうだ。

ペルレ「タービン フルラム」 Ref.A1098/S 91万3000円/自動巻き(自社製Cal.P-331-MH)、毎時2万8800振動、42時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(ブラックPVD加工)、ブラックラバーストラップ。直径44mm、厚さ13mm。世界限定50本。2023年4月下旬発売予定。

 

問い合わせ先:オールージュ TEL.03-6452-8802 https://perrelet.com/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈

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