創業245年を数えるスイスの時計ブランド【ペルレ】の代表作「タービン」から日本の伝統文様「青海波」を取り入れた20本限定モデルが登場

世界初の自動巻きポケットウオッチを発明したアブラアン-ルイ・ペルレが1777年に設立した【ペルレ(PERRELET)】より、伝統と革新を融合させたアイコンピース「タービン」の新作「タービン セイガイハ」が発表された。日本の伝統文様「青海波(せいがいは)」をデザインに落とし込んだ本機の価格は90万2000円(税込)。20本のみ製造される希少な限定モデルとなっている。

独創的な構造のダイアルを持つ「タービン」をアレンジ

 

2009年に発表され、ペルレの代表的コレクションとなった「タービン」。航空分野から着想を得たプロペラ型ローターを備え、これが文字盤上で超高速回転するギミックが特徴である。ペルレの独自性と技術力を表す同コレクションの最新作は、日本の伝統文様である青海波に着目したユニークなデザインが魅力だ。

大海がもたらす恩恵を感じさせ、縁起もののパターンとしても知られる青海波

青海波は世界でも受け入れられている

青海波は6世紀頃の古代ペルシャを発祥とし、飛鳥時代に日本へと伝わったとされる伝統文様である。同心の半円形を互い違いに重ねて波を表現する割付文様で、日本では着物や手ぬぐいなどの模様に用いられてきた。近年ではイヴ・サンローランやシャネルといった一流ブランドにも使われ、世界的に知られるようになった。青海波は無限に広がっていく波模様に、未来永劫へと続く幸せと平安な暮らしへの願いが込められており、縁起の良いモチーフとも言われている。

レッド&ホワイトの青海波文様をサブダイアルに描く

「タービン セイガイハ」は、ブラックPVDコーティングを施した艷やかなラウンドケースを採用。ダイアルにはブラックアルマイト製の12枚のブレードがセットされており、ここを通して赤と白で描かれた青海波文様のサブダイアルが姿を覗かせる。この印象的な赤は、センター秒針、ダイアル外周のフランジ上のアラビア数字、そしてアリゲーターストラップのステッチにも使われており、デザインの統一感が図られている。視認性確保の点では、スーパールミノバが塗布された時分針、立体感のあるアラビア数字とバーのインデックスで構成することにより、読み取りをスムーズに行うことができる。

世界でたった20本のリミテッドエディション

ケースバックにはサファイアクリスタルがセットされており、ここから搭載する自社製造の自動巻きムーブメント「キャリバーP-331-MH」を鑑賞することができる。洗練された仕上げのブリッジ、ブランドロゴが刻印されたオープンワークのローターなど見どころも多いのが特徴だ。またサファイアクリスタル面には、20本のみの限定生産を証明するシリアルナンバーがあしらわれている。

ペルレ「タービン セイガイハ」 Ref.A4037/2 90万2000円/自動巻き(自社製Cal.P-331-MH)、毎時2万8800振動、約42時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(ブラックPVD加工/シースルーバック)、サファイアクリスタル風防(無反射加工)、アリゲーターストラップ。直径44mm、厚さ13mm。5気圧防水。世界限定20本。青海波文様をインサイドにあしらった専用ウオッチボックスが付属

 

問い合わせ先:オールージュ TEL.03-6452-8802 https://perrelet.com/

Text/三宅裕丈

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