浅岡氏の世界的な独立時計師としての技術と経験をベースに形作られた「カランドリエ Type 1」は、シブいカーキカラーの文字盤と、クラシックなコインエッジベゼルを特徴とするフルカレンダーウオッチである。2つのインダイアルはそれぞれ月(3時位置)と曜日(9時位置)を、そして小窓で日付(6時位置)を表す。古典的なブラックレターのアラビア数字インデックスやレイルウェイパターンなどを含めて見どころが多いが、これらのディテールはアイコンである針や左右対称の文字盤を引き立てるよう計算されたものである。
「カランドリエ Type 1」は、浅岡氏が友人と交わした何気ない会話から生まれたという。「もし無人島で暮らすことになったら何を持っていくか?」という話題になった際、本好きの友人は村上春樹の小説と言い、同氏は「時計」と答え、その時計に必要な機能を考え始めた。
浅岡氏が語るこの内容を具現化するべく、構成する文字盤、針、ケース、風防、そしてムーブメントに徹底してこだわり抜いたのが、「カランドリエ Type 1」となる。本機は2022年8月11日(木)にKURONO公式ホームページ(https://kuronotokyo.com/)にて発売予定。なお日本在住者は、日本時間18時から先行して購入可能となっている(海外一般販売は日本時間23時から)。