【ロンジン スピリット】航空時計と親和性が高い2大機構「GMT」&「フライバッククロノグラフ」を備える最新作

1832年、スイスのサンティミエで創業した【ロンジン(LONGINES)】は、パイロットウオッチの分野で特別な地位を築き、航空界に貢献してきた。とりわけ、同ジャンルのGMTウオッチとフライバッククロノグラフに傑作が多いことで知られている。そして現在、アーカイブコレクションに根差しながら、現代的に進化させたニューモデルに魅力作が揃う。

矜持を持って現代に届ける実用的かつ美しいパイロットウオッチ

ロンジンと空の関係といえば、チャールズ・リンドバーグと共同開発したアワーアングルウォッチが知られるところだ。レーダーもGPSも無かった時代にナビゲーションツールとして機能し、安全な飛行に貢献した。これと同じく、GMTとフライバッククロノグラフの機能でも時代をリードし、パイロットから高く評価されてきた。

 

ロンジンと航空界に関する栄光の歴史に根差しつつ、都会的視点から生み出されるのが現行コレクション「ロンジン スピリット」だ。GMTを搭載する「Zulu Time」は、表面粒子で反射を抑えたアンスラサイト文字盤、流行色グリーンのセラミック製回転ベゼル、ゴールドカラーの針やアプライドインデックスなど、航空時計の機能美と格式が共存。3タイムゾーンまで表示でき、トラベル時計としても機能する。

モダンで端正な顔つきの高精度GMTウオッチ


「ロンジン スピリット Zulu Time」 Ref.L3.812.4.63.6 45万3200円

ロンジンの時計を携行し、大空を冒険したパイオニアたちに捧げるロンジン スピリットのGMTモデル。リューズは1段引きでローカルタイム設定用に短針のみが可動し、2段引きで秒針以外が連動して動く。

スペック:自動巻き(ロンジン専用Cal.L844.4)、毎時2万5200振動、約72時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径42mm、厚さ13.9mm。10気圧防水。

 

また、コレクションの最新作「ロンジン スピリット フライバック」は、ワンランク上の航空クロノグラフを目指したエレガンスが魅力である。左右対称デザインを象徴として、傷や退色に強いセラミック製回転ベゼル、新フラッグシップムーブメント「キャリバーL791.4」を搭載。スペックだけでなく、ブルースチールパーツやペルラージュ仕上げで美も追求している。

フライバック クロノグラフの伝説が再起動


「ロンジン スピリット フライバック」 Ref.L3.821.4.53.2 64万1300円

1920年代からフライバック クロノグラフを輩出してきたロンジンが、技術とプライドをかけて開発。光の加減で様々な表情を見せるサンレイブラック文字盤に、スネイル仕上げの2カウンターや映えるブロンズカラーの針を備える。

スペック:自動巻き(ロンジン専用Cal.L791.4)、毎時2万8800振動、約68時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、レザーストラップ。直径42mm、厚さ17.0mm。10気圧防水。

 

航空分野でも金字塔を打ち立ててきたロンジンにとって、ロンジン スピリットはその伝統に続く存在。歴史的遺産、高機能、そして美が三位一体しているのだから、非常に満足感が高いはずである。


ロンジン スピリットコレクションは、スペックの高さが特徴のひとつといえる。COSC認定クロノメーターの高精度、ロンジン専用キャリバーの採用、高耐磁性のシリコン製ヒゲゼンマイの搭載、安心の10気圧防水、メーカー5年保証が共通だ。上写真は、扱いやすい37mm径サイズのスタンダードな3針モデル「ロンジン スピリット」(Ref.L3.410.4.63.6 35万7500円)

 

LONGINESによるGMT&フライバックのヒストリー

■1908年
オスマン帝国の依頼により、トルコ時間と西洋時間を同時に表示するロンジン初のGMT付き懐中時計を発明。

■1911年
1/10秒計測が可能な、ロンジンのキャリバー19.73Nをベースとする世界初のリスト型クロノグラフのひとつを製造。

■1913年
ロンジン初の腕時計用のクロノグラフムーブメント、キャリバー13.33Zを開発。29mm径のサイズで現代クロノグラフの原型となった。

■1925年
独立したプッシャー2つとフライバック機能を備える初の腕時計型クロノグラフを発表。下の写真は1928年に発表されたロンジン製フライバッククロノグラフ。

同年、“Zフラッグ”と呼ばれるユニークな文字盤が配されたロンジン初の第2時間帯表示付き腕時計が完成。この歴史的なディテールに着想を得て、現行の「ロンジン スピリット Zulu Time」は開発された。

■1929年
1925年に続いて、フライバック搭載のキャリバー13.33Zをクッション型のシルバーケースに収めたクロノグラフを発表。

■1936年
名機キャリバー13ZNを搭載したシリアル番号入りクロノグラフを発表。同年、フライバックの特許を取得(出願は前年)。

■1937年
典型的なマッシュルーム型のプッシュボタンをセットした初の防水クロノグラフを製作。1938年に特許を申請。

■1946年
センターに60分積算計のストップセコンドを備える大型航空フライバック クロノグラフを製作。キャリバー12.68Z搭載。

■1948年
1/5秒計を持つ「フライバック クロノグラフ30CH」を発表。3時位置にセミインスタント式30分計を配する。

 

問い合わせ先:ロンジン/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7350 https://www.longines.jp ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。

Text/山口祐也(WATCHNAVI) Photo/星 武志(estrellas)

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