【ジン】半世紀以上も日本の空を守った「F-4ファントムⅡ」を称えるスペシャルデザインの限定パイロットウオッチ

ドイツ製の質実剛健な時計ブランド【ジン(SINN)】から新作パイロットウオッチが登場。ファントムの愛称を持つジェット戦闘機「F-4ファントムⅡ」が航空自衛隊での活躍を終えて“退役”するにあたり、これを称えるモデルとして「556.F-4.Ⅱ」を日本限定200本でリリースする。価格は42万9000円(税込)で、2023年8月発売予定。

「F-4ファントムⅡ」を称える日本限定モデル第2弾

 

日本限定200本という希少なパイロットウオッチ「556.F-4.Ⅱ」は、ファントムの愛称で知られ、航空ファンに高い人気を誇るジェット戦闘機「F-4ファントムⅡ」の退役を称えるために開発された。同戦闘機は、日本ではF-4EJの名称で航空自衛隊により1971年から運用が始まり、2020年12月、ファントム最後の戦闘機部隊である百里基地第301飛行隊が運用を終了。そして2021年3月17日には、岐阜基地飛行開発実験団にてラストフライトを終え、日本国内におけるすべてのF-4が完全退役した。ジンは、2021年にも同戦闘機に敬意を示す「556.F-4」を日本限定100本でリリースしており、本機はその第二弾となる。

深いブルーに8つの部隊マークをレイアウトした文字盤

「556.F-4.Ⅱ」は、時刻と日付のみに絞ったシンプルな表示に加え、防磁性や防水性といったDIN規格(ドイツ工業規格)に基づくスペックを備える「556」がベースとなる。その特徴は大胆かつユニークなフェイスデザインで、空をイメージしたネイビーの文字盤に、ファントムを配備していた航空自衛隊各部隊のマークがあしらわれている。

第301飛行隊はカエル、第305飛行隊の梅花、第304飛行隊の天狗、偵察航空隊第501飛行隊のウッドペッカーなど、部隊ごとに個性あふれるマークを採用しており、本機の文字盤もまさにユニーク。第一弾の「556.F-4」でも同じデザインだったが、新要素として3時位置に日付表示を配置。6時位置には特別仕様をアピールする「F-4 Phantom Squadron」が記されている。

裏から見えるローターに描かれた「F-4ファントムⅡ」のキャラクター

38.5mm径のステンレススチールケースは、ソリッドなサテン仕上げ。風防とケースバックは傷がつきにくく、耐久性に優れるサファイアクリスタル製で、20気圧防水を実現している。スイスのセリタ社製の自動巻きムーブメントは、4800A/m(DIN8309準拠)の耐磁性能を備えており、ローターには「F-4ファントムⅡ」のオフィシャルキャラクター、Spook(スプーク)があしらわれている。

「556.F-4.Ⅱ」は日本限定200本で争奪戦必至

今回の「556.F-4.Ⅱ」は日本限定200本となっている。前回(第一弾)の「556.F-4」は日本限定100本で、発売後すぐの完売を記録した。第二弾は倍の生産数となったものの、ジンのファンに留まらず、航空ファンやミリタリー愛好家からの注目度を考えると品薄となる可能性が高いだろう。

ジン「556.F-4.Ⅱ」 42万9000円/自動巻き(Cal.SW200-1)、毎時2万8800振動、38時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径38.5mm、厚さ11mm。20気圧防水。日本限定200本。2023年8月発売予定。

 

問い合わせ先:ホッタ TEL:03-5148-2174 https://sinn-japan.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈