日本の航空史の始まりの地・所沢での日仏友好イベントレポート!フランス航空宇宙軍の腕にはベル&ロスが!!

7月末、編集部は所沢航空記念公園へと向かった。目的は日仏友好イベントの取材。なんでもここにフランス発祥の時計ブランド【ベル&ロス】も参加するのだという。果たしてどのようなイベントになるのか。期待を胸にイベント会場へ到着。そこで待っていたものとは!?

フランスの航空宇宙軍のラファールやA400M輸送機が日本の上空を初飛行

今回のイベントは日仏共同訓練の一環として執り行われたもので、会場は日本の航空発祥の地である所沢が選ばれた。この日は、初めて日本の自衛隊とフランスの航空宇宙軍による共同展示飛行があり、連日の炎天下にもかかわらず大勢の航空愛好家の人々が公園に集結。歴史的瞬間を収めようと自慢のカメラを片手に空を眺めていた。

取材は入間基地班と所沢航空記念公園班の2チームに分かれるとのことで、編集部は迷わずベル&ロスのブース展示がある公園班を選んだ。

入間基地取材班から届いた写真。パイロットの腕にはベル&ロスの定番BR 03-92が! (c)KOKU-FAN

 

式は在日フランス大使館・国防武官ジェローム・シャルドン氏にうよる式次第からスタート。フィリップ・セトン駐日フランス大使、フランス航空宇宙軍参謀長ステファン・ミル空軍大将、井野俊郎防衛副大臣、航空幕僚長内倉浩昭空将がそれぞれスピーチを行った。

VIP DAYの式の模様 (c)Mayuko Sakai

式の最後には日本を初めて飛来するというフランス航空宇宙軍の戦闘機ラファールやA400M輸送機のほか、航空自衛隊のC2輸送機やF2戦闘機、F15が飛行。鳴り響くシャッター音とともに、航空ファンからは大きな歓声が上がった。

公園上空を飛行するフランス航空宇宙軍のA400M輸送機 (c)Mayuko Sakai

今回のイベントはフランス航空宇宙軍が6月25日から8月3日までアジア・太平洋で実施した「ペガース2023」ミッションの一環として行われたもの。展示飛行を所沢で行った理由は、冒頭でも述べた通りここが日本の航空発祥の地だったからに他ならない。

式の終了後、フランス軍の兵士たちは展示されていた「BR 03-92 パトルイユ・ド・フランス 70thアニバーサリー」などに興味津々で、試着した時の表情も満足げ。その姿は本当によく似合っており、改めてベル&ロスがミリタリーに由来する本格派であることを物語っていた。

式が行われた所沢航空記念公園には多くのフランス軍が参列。ベル&ロスの時計展示に足を止めていた (c)Mayuko Sakai
展示されていたベル&ロスを試着。これが本物の着こなし方! (c)Mayuko Sakai
ベル&ロスはフランス航空宇宙軍のアクロバット飛行チーム「パトルイユ・ド・フランス」と公式パートナーを務める。写真は、「BR 03-92 パトルイユ・ド・フランス 70thアニバーサリー」Ref.BR0392-PAF7-CE/SCA 58万3000円 (c)Mayuko Sakai

問い合わせ先:ベル&ロス ジャパン TEL.03-6264-3989 https://www.bellross.com/ja/store ※価格は記事公開時点の税込価格です。

コラム:日本に飛行機の乗り方を教えてくれたのはフランスだった!?

日本初の飛行場となる所沢飛行場が完成したのは1911年のこと。最初に飛行したのはフランス製複葉機(操縦:徳川好敏大尉)だった。その後、1918年当時、航空技術で世界一と言われていたフランスに日本が飛行機と関連機材の購入を打診すると、その調達に加えてフランス負担で航空教育団も派遣。これが日本の航空の進歩発展に大きく寄与したという。

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