職人が1本1本手焼きする日本限定の“ドロップ型”針も
ベヌー37には、このモデルのために新たにデザインされたインデックスを採用。ゆるやかな曲線で構成されたアラビア数字のフォントは、1930年代の腕時計から着想を得たとされており、時計の上品さを保ちつつも、存在感を示してくれるものに。
その一方で、ケースはオリジナルに忠実な設計。さらにこのモデルのアイコンでもある木の葉型の針をセットすることよって、ベヌー“らしさ”をしっかりとアピールしています。
アトゥム37は、オリジナルに用いられているバーインデックスに代えて、ローマンインデックスをセット。しかもこのローマン数字は、フォント幅をややワイドに設定しており、エレガントな雰囲気を強調させているのが特徴となっています。
さらに、ダイアル6時位置のスモールセコンドは、オリジナルよりも一段下げてレイアウトされ、小径化における最適なバランスにも配慮している点はさすが。
両モデルには、日本限定仕様としてスケルトン加工のドロップ型時針を用意。モリッツ・グロスマンといえば、繊細な形状やブラウンバイオレットに輝く焼き戻しの針が特徴ですが、それも、すべての針を自社工房で手作りしているからこそ。
それゆえこの特別仕様針も、受注後に職人が1本1本手作りしてセットされる、まさにスペシャルな内容。受注は2018年9月末までの期間限定となっています。
モリッツ・グロスマンがレッド・ドット・アワードを受賞
さて、このモリッツ・グロスマンですが、このほど高い技術力をさらにアピールするハイエンドなタイムピース、ベヌー・トゥールビヨンとアトゥム・エナメルの2モデルで2018年度のレッド・ドット・デザイン賞を受賞しました。
これは、デザインの革新性や機能性、人間工学といった9つの基準から審査されるもので、今年は59カ国、48カテゴリーで6000以上にもおよぶプロダクトがエントリーされていますが、モリッツ・グロスマンはなんとふたつのモデルで賞を獲得。
そのハイレベルなクリエイティビティに、ますます注目が集まりそうです。
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