“富士山ネベレスト”と“白いWild ONE”に奮い立つ!自らの夢に向かって突き進む日本の挑戦者のための【ノルケイン】限定ウオッチが登場!!

2018年の創業から快進撃を続けるスイスの高級時計ブランド【ノルケイン(NORQAIN)】から、2つのスペシャルモデルがリリースされた。すでに発売は始まっており、価格はNEVEREST MT. FUJI SPECIAL EDITIONが66万円、Wild ONE SKELETON JPが93万5000円となる。

超軽量スポーツウオッチ「Wild ONE」の日本限定第2弾

ノルケインのワイルド ワンは、ムーブメントを収めたチタン製コンテナをラバーショックアブソーバーで包み込み、さらにカーボン由来の独自素材「ノルテック」でカバーすることで、圧倒的な耐衝撃性能と200m防水、スケルトン仕様では総重量わずか78gという軽さを実現した革新的なスポーツウオッチだ。ブランド最上位シリーズとして2022年のデビューしてから、早くも2024年には18Kゴールド素材をベースに自分だけのWild ONEをカスタムオーダーするという新コンセプト「Wild ONE of 1」を世界最大の時計見本市で発表。昨年はターコイズブルーを中心に限定モデルが世界的にヒットするなど、その話題が尽きることはない。なお、ノルテックはステンレスの約1/6、チタンの約1/3という超軽量素材である。

2022年9月、ノルケインはマッターホルン登頂の拠点となるスイス・ツェルマットでワイルド ワンのローンチイベントを開催。会場には世界各国から関係者が集結していた

創業6年目にして40店舗以上の取り扱いがある日本でもワイルド ワンは好評を博しており、2023年には期待に応えてレーザーカットを駆使したアイコニックな3層ダイアルの日本限定モデルを初めて製作した。そして今年は前作と同じホワイトのラバーショックアブソーバーにブラックノルテックを合わせた外装に、今度はスケルトンキャリバーを搭載した日本限定の第2弾が早くも登場したのである。

ホワイト&ブラックのワイルド ワンを両面スケルトン仕様にした「ワイルド ワン スケルトン JP」は、ブラックのオープンダイアルにダイヤモンドカットされた針とインデックスを融合。夜光塗料には、最高グレードとなるX1スーパールミノバを用いて暗所でも十分な視認性を確保している。ラバーストラップはブラックの縁取りを入れることにより、同色とノルテックケースとの一体感を醸成。建築の梁構造に着想を得たスケルトンキャリバーはデザイン的な統一感のみならず、時計の重要なスペックである耐衝撃性能も兼ね備えている。このように考え抜かれたモノトーンの世界観の中で金色のテンプが躍動する姿が、時計の存在をより特別なものにしている。

ノルケイン「Wild ONE SKELETON JP」Ref.NNQ3000QBW3AS/B016 93万5000円 自動巻き(ノルケインキャリバーN08S)、41時間パワーリザーブ、毎時2万8800振動。ノルテックケージ+ラバーショックアブソーバー(シースルーバック)。直径42mm(厚さ12.3mm)。ラバーストラップ。200m防水

日本の最高峰「富士山」をケースバックに記した特別モデル

山の頂きはつねにノルケインにとって特別な存在。向かい合うNのノルケインのロゴがスイスの名峰「マッターホルン」をイメージしていると、どれほどの人が知っているだろうか。そのマッターホルンと同じく、日本の最高峰「富士山」も世界で珍しい独立峰(単独の形でそびえる山)である。その荘厳なる姿をサファイアクリスタルのケースバックに記したモデルが、最新作となる「ネベレスト Mt. FUJI スペシャル エディション」だ。

モデル名にある“ネベレスト”は、世界最高峰のエベレストの語感に「NEVER REST」(=決して休まない、夢をつかむまで諦めない)という意味を重ねた、挑戦し続けるノルケインのブランドの姿勢にふさわしい名称。ネベレストモデルを手にすることは、あらゆる困難を超えてでも山の頂きを目指すということの意思表明でもある。また、このモデル名がついた時計は売り上げの10%が「バタフライ・ヘルプ・プロジェクト(※)」に寄付されるという点でも特別なモデルとなっている。※ヒマラヤ山脈で命を落としたシェルパの家族への支援と、彼らの子供たちが教育を受けるための支援を行う活動のこと

ノルケイン「NEVEREST MT. FUJI SPECIAL EDITION」Ref.NN1001SC2A/WGL109/150S 66万円 自動巻き(マニュファクチュールキャリバー NN20/1)、70時間パワーリザーブ。毎時2万8800振動。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径40mm(厚さ12.55mm)。200m防水

6年前の創業当初に世界に先駆けてノルケインの精神に共鳴した日本の販売店への感謝の表明でもあるという今回の新作は、遠くに望む雪をかぶった富士山の姿をイメージ。雪で覆われた山肌を想起させるホワイトグレーシャー文字盤に、ブルーの逆回転防止ベゼルと針、インデックスを合わせている。ムーブメントは、ノルケインのコアバリューである“Adventure – Freedom – Independence”をブリッジに刻んだケニッシ製マニュファクチュールキャリバーNN20/1を搭載。その動きを、富士山の姿が描かれたサファイアクリスタルバック越しに楽しむことができる。日本が世界に誇る富士山をモチーフにした高級時計を、これほどの情熱を持って作り上げたブランドが果たして他にあっただろうか。

日本人なら必ず一度は見ておきたい特別な2本

ブランド最上位モデルである「ワイルド ワン」の日本限定モデルと、日本の最高峰をモチーフにした「アドベンチャー ネベレスト Mt. FUJI スペシャル エディション」という2つの新作からは、ノルケインの日本びいきぶりがよく伝わってくる。実際に創業から毎年CEOや副社長が年に何度も来日しては取り扱い各店を回っており、2024年もあと数回は来日する予定があるというほどノルケインは日本のことを大切に考えているのだ。まだ若いブランドではあるものの、スイス高級時計製造の伝統を後世に伝えていくことを使命とし、リーダー自らが日本に限らず世界各地を飛び回っている。

5月に来日したノルケイン副社長のトビアス・カッファー氏はワイルド ワンのターコイズブルーを愛用。またすぐに日本に来るそう

結果、日本では40店舗以上の取り扱いがあり、世界の主要国にも製品を展開。スイスのツェルマットとチューリッヒ、そしてシンガポールにはブランドブティックを構えるほどの急成長を遂げている。そうしたスイス時計界への貢献が認められ、今年はジュネーブで開かれた世界最大の新作時計見本市「WATCHES AND WONDERS GENEVA 2024」にも厳しい審査をクリアして初出展。これほど世界的に注目度の高いブランドが日本のための特別モデルを手がけることは、日本人としても喜ばしい限り。今回発表となった新作2本は、ぜひ多くの人に店頭で手に取ってみていただきたい。

TEXT/Daisuke Suito (WATCHNAVI)

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