腕時計界でも唯一無二の存在感を見せているルイ・ヴィトンが、2018年新作ウオッチを発表しました。そのなかでも注目したいモデルが、歯車が完全に時計内部で浮遊している複雑時計。この時計、一体、どうなっているのでしょうか?
完全なる浮遊を遂げた衝撃のトゥールビヨン
ミニッツリピーターやスピンタイム、ジュネーブ・シール取得のフライング・トゥールビヨンなど、独創的なコンプリケーションを発表してきたルイ・ヴィトンから、またしても衝撃作が披露されました。
今年披露されたのは、巻き真から香箱に至る輪列が見えないミステリアスムーブメントが採用されたフライング トゥールビヨン。
本機は、同社の時計製造アトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で開発・製造された、手巻きCal.LV110を搭載。4枚のサファイアクリスタルガラスを受け板代わりとし、1列に並んだギアが完全に宙に浮いているかのような摩訶不思議な一本となっています。
驚くのは、このような構造でありながらダブルバレルを搭載して8日間パワーリザーブを確保し、さらに50m防水まで達成している点です。
ケースは、昨年誕生したタンブール ムーンの形状を採用。素材はPT製で、直径45㎜。キャリッジ裏にイニシャルが刻印できます。
見れば見るほど謎が深まる、魔法のようなルイ・ヴィトン渾身の一本。この謎、あなたには解き明かせるでしょうか。
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