先日、ファーブル・ルーバの腕時計を身に着けた日本の会社員がエベレスト登頂達成というニュースがありましたが、このブランドにまた新たな動きがありました。今回はなんと、東京ヤクルトスワローズと小川泰弘投手のスポンサーに就任したとのこと。6月28日に行われた記者会見をレポートします。
飽くなきフロンティアスピリッツに共感
東京ヤクルトスワローズは、1950年に国鉄スワローズとしてスタート。この時期に遠く離れたスイスでは、ファーブル・ルーバが自らの信念に基づく開発を続け、1960年代に高度計搭載ウオッチ「ビバーク」や水深計搭載ウオッチ「バシィ」といった、世界初のモデルを作り上げました。
このように、20世紀半ばから「より上手くなるため」「より実用的にするため」の渇望と、それを実現するための忍耐・創意工夫を続けてきた東京ヤクルトスワローズとファーブル・ルーバが現代で互いに惹かれあい、今回のパートナー関係につながったとのこと。
そして、この両者の関係を象徴する存在として白羽の矢が立ったのが、東京ヤクルトスワローズのエース・小川泰弘投手です。
小川投手は、2012年の入団1年目から先発陣の一角を担ってリーグ最多勝の16勝をあげ、同年の新人王にも輝いた右腕です。1970年代にアメリカで活躍したピッチャー「ノーラン・ライアン」を彷彿とさせる豪快なフォームから繰り出される速球を武器に、入団から2017年までの5年連続で年間100奪三振を記録。2013年から侍ジャパンにも加わっている、まさに日本を代表するエースです。
大役を任されることになった小川選手は、「誰も見たことのない機能を作り上げてきたファーブル・ルーバのフロンティアスピリッツは、とても素晴らしいと思いました。このブランドが積み重ねてきた歴史と同じように僕自身ももっと努力して、さらに上を目指していきたいですね」
海と空を制する腕時計「レイダー・シースカイ」
記者会見の場では、ファーブル・ルーバの腕時計が小川投手に贈呈されました。
贈呈された「レイダー・シースカイ」は、1970年代のオリジナルデザインに敬意を表した一本。海から空まで活躍できるこの時計は、世界で2番目に長い歴史を持つファーブル・ルーバの歴史を象徴するモデルの一つとなっています。
「青と赤のユニホームカラーが入っているし、個性もあって頑丈そう。すごく格好いいですね。同期入団の石山泰稚投手が時計好きなので、さっそく彼に自慢したいと思います(笑)」(小川選手)
記者会見の最後は、球団マスコットの「つば九郎」得意のフリップ芸。この要望は、果たして実現するのでしょうか。
5月17日にエベレスト登頂を達成した3人の日本人サラリーマンと、5月21日のカリビアンカップ 2018で日本新記録を樹立したフリーダイビング世界王者・木下紗佑里氏、そして今回の東京ヤクルトスワローズ・小川投手。これからも海・陸・空で活躍していくであろうファーブル・ルーバから目が離せません!
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