230年以上の歴史を誇るスイスウオッチのマニュファクチュール【ジラール･ペルゴ（GIRARD-PERREGAUX）】が最新作を発表。フラッグシップ「ロレアート」コレクションに38mm径のステンレススチール製ケースを採用した2モデルが発売となり、価格は各209万円（税込）。
新モデルは2つの文字盤カラーを展開
「ロレアート」は1975年の初代モデル誕生以来、その優れたプロポーションとバランスの取れたデザインで高い評価を受けてきた。これまでに文字盤カラーやケース素材、搭載機能などでさまざまなバリエーションが生まれているが、今回、38mm径のステンレススチールケースを採用した2つのモデルが新たにラインアップに加わった。
38mm径モデルは、四角いトノー型ケースにラウンド型の台座を重ね、その上に八角形ベゼルを配置しており、象徴的なデザインコードはもちろん踏襲。さらにケースと一体化したブレスレットには、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げが交互に施され、洗練された雰囲気を一層際立たせている。文字盤カラーは、セージグリーンとミッドナイトブルーの2種類を展開。セージグリーン文字盤はGPロゴとセンターセコンド針にゴールドカラーを採用し、エレガントで華やかな印象を演出。一方、ミッドナイトブルー文字盤はGPロゴとセンターセコンド針をシルバーカラーでアレンジし、クールで都会的な表情を強調した。
光の当たり具合で異なる表情を見せる文字盤
文字盤には立体感のあるクル・ド・パリ装飾が施されており、光の反射によって豊かな表情を見せるのも本機の魅力のひとつ。セージグリーン文字盤は角度によってシックなグレー、ミッドナイトブルー文字盤は鮮やかなロイヤルブルーへと移ろい、見る人を飽きさせることはない。文字盤のカラーとケース、ブレスレットの光の相互作用も緻密に計算されており、針、インデックス、GPロゴなど細部のカラーリングにも同じように徹底したこだわりが貫かれている。
2モデルともに心臓部にはジラール・ペルゴの誇る自社製ムーブメント、キャリバーGP03300を搭載。ラ・ショー・ド・フォンで製造されたこのムーブメントは、ピンクゴールドのローターに美しいコート・ド・ジュネーブ装飾が施されており、ブリッジにも同様の繊細な装飾を見ることができる。また、精緻な面取りと鏡面仕上げのネジ、地板のペルラージュ仕上げ、金箔文字のエングレービングなど、すべてがブランドの厳格な基準に基づいて仕上げられおり、これらの精緻かつ繊細な姿はケースバックのサファイアクリスタル越しに鑑賞可能だ。
新たなブランドのファン獲得も期待できる良作
38mm径モデルは、エレガンスと実用性を絶妙に融合させたサイズ感が特徴で、日常使いにも理想的な選択肢といえるだろう。また、この38mm径モデルが新たに加わったことで、「ロレアート」の魅力が一段と高まった印象だ。既存のファンを魅了するとともに、新たなファンの獲得にも一役買いそうである。
ジラール・ぺルゴ「ロレアート ミッドナイトブルー」 Ref.81005-11-3460-1CM 209万円／自動巻き（Cal.GP03300-2536）、毎時2万8800振動、約46時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース（シースルーバック）＆ブレスレット。サファイアクリスタル風防（無反射加工）。直径38mm、厚さ10mm。10気圧防水。
ジラール・ぺルゴ「ロレアート セージグリーン」 Ref.81005-11-3407-1CM 209万円／自動巻き（Cal.GP03300-2536）、毎時2万8800振動、約46時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース（シースルーバック）＆ブレスレット。サファイアクリスタル風防（無反射加工）。直径38mm、厚さ10mm。10気圧防水。
問い合わせ先：ソーウインド ジャパン TEL.03-5211-1791 https://www.girard-perregaux.com/jp_jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text／三宅裕丈
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