スイス時計を代表する名門ウオッチブランド【オメガ(OMEGA)】が、2025年第一弾となる新作モデルを発表。フラッグシップの「スピードマスター」コレクションより隕石を文字盤に使用した「スピードマスター ムーンフェイズ メテオライト」の2種類が発売となり、ともに価格は264万円(税込)。
鉄隕石から作られた唯一無二の文字盤
「スピードマスター ムーンフェイズ メテオライト」の最大の見どころとなるのが、鉄隕石から作られる文字盤だ。不規則な直線で構成される唯一無二の模様を持つ、この文字盤をブラックPVD、またはグレーガルバニックでアレンジすることで、無機質な芸術作品のような仕上がりを実現した。ブラックPDV加工が施されたモデルの文字盤には、18Kホワイトゴールド製の時・分針とインデックスが配され、ブラックのコーティングが施されたふたつのサブダイアルの針も同じく18Kホワイトゴールド製。グレーガルバニック加工が施されたモデルも、時・分針とインデックスに加えて、ブルーコーティングのふたつのサブダイアルも18Kホワイトゴールド製となっている。
ムーンフェイズにはふたつの月隕石
6時位置のムーンフェイズ表示ではカボションシェイプのふたつの月隕石を用いて、南北両半球の月相を表示。このサブダイアルの背景に夜空に輝く星々が描かれているが、これはアポロ11号の月面着陸の瞬間、スイス・ビエンヌにあるオメガ本社から見上げた当時の星空を再現したロマンティックなデザインとなっている。
新開発の手巻きムーブメント、キャリバー9914
存在感ある43mm径のケース素材には、ステンレススチールの中でも優れた耐食性を誇り、磨き上げることで美しい輝きが生まれる316Lステンレススチールを使用。本機の心臓部には新開発となる手巻きムーブメント、キャリバー9914を搭載する。5000ガウスの耐磁性を備え、スイス連邦計量・認定局(METAS)が定める最高水準の精度とクロノメーター性能をクリアしたムーブメントで、その精巧に仕上げられた姿はサファイアクリスタルのケースバックから眺めることが可能だ。また、どちらもポリッシュ仕上げとブラッシュ仕上げを組み合わせたステンレススチール製のブレスレットには、オメガが特許を取得しているコンフォートリリースシステムを搭載。ブレスレットの長さ調整が容易に行えるので、自分に最適なフィット感を見つけることができる。
2025年の新作第一弾として文句ない仕上がり
新作の「スピードマ スター ムーンフェイズ メテオライト」は、2モデともにデザイン・機能で妥協のない仕上がりとなっており、完成度の高い一本だ。オメガが2025年に最初に発表するコレクションとして、期待を裏切らない一本といえそうだ。
オメガ「スピードマ スター ムーンフェイズ メテオライト」 Ref.304.30.43.52.01.001 264万円/手巻き(Cal.9914)、毎時2万8800振動、60時間パワーリザーブ。16Lステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。ボックス型強化サファイアクリスタル風防(両面無反射処理)。直径43mm、厚さ13.6mm、質量154g。5気圧防水。
問い合わせ先:オメガ TEL.0570-000087 https://www.omegawatches.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/三宅裕丈
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