6月7日(土)、8日(日)の2日間(両日10時から12時の間随時)、大阪くらしの今昔館にて【「時の記念日」特別企画|古の時計屋さん】が行われる(要入館料)。本イベントでは、本誌に連載を持つ時計蒐集家の大川展功さんと西村建二さんが江戸時代の時計商や時計師に扮するとのこと。日本の時計史を深く知るふたりと直接対話できるまたとない機会なので、ぜひご参加いただきたい。また、6月7日(土)〜7月27日(日)の期間は同館8階ロビーに古時計の特別展示(観覧無料)もあるので、こちらも要チェックだ。
時の記念日と万博にちなんだ希少な体験、展示
671年4月25日、漏刻と鐘鼓によって初めて時を知らせたという「日本書紀」の記事をもとに、その記載の日付を太陽暦に改めた6月10日が日本における「時の記念日」と定められた。以来、1920年の第1回から現在まで6月10日の前後では全国各地で時にまつわる事業や催しが行われている。最も有名なものは、滋賀県にある近江神宮で毎年執り行われる漏刻祭で、実に1941年からの歴史がある。
こうした由緒ある記念日を前に「大阪くらしの今昔館」で行われるのが、【「時の記念日」特別企画|古の時計屋さん】である。本企画の舞台は、大阪くらしの今昔館の9階に再現された大坂町三丁目の唐物屋。ここで大川さんは時計商に、西村さんは時計師となって来館者に時計の細説や分解・組立実演を行うのだという。また、古の貴重な懐中時計を見て、手にとって、触れることもできるとのこと。
また、同じく6月7日(土)より【「時の記念日」古時計特別展示】も館内ロビーにて行われる。今年の展示では、希少な古時計に加えて現在開催中の大阪・関西万博にちなんだ過去の博覧会の記念時計なども観ることができるとのこと。こちらの展示期間は7月27日(日)までとなっているので、万博とともに楽しんでいただきたい。
【「時の記念日」特別企画|古の時計屋さん】期間:6月7日(土)〜8日(日) 午前10時〜12時
【「時の記念日」古時計特別展示】期間:6月8日(土)〜7月8日(月)
主催:大阪暮らしの今昔館・古時計クラブ
[大阪くらしの今昔館]場所:大阪府大阪市北区天神橋6-4-20 大阪市立住まい情報センタービル8F 大阪くらしの今昔館 開館時間:午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)※火曜休館(祝日の場合は開館)入館料:一般600円(高・大生300円)※団体割引有り
Text/Daisuke Suito (WATCHNAVI)
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