持続可能な社会への実現へ 「ブライトリング」がサステイナビリティ・ミッション・レポートを発表

1884年創業のスイスウオッチブランド【ブライトリング(BREITLING)】は、責任ある調達とトレーサビリティを軸に、地域社会との関わりを重視している。2020年より同社は、ブランドの核に据えたサステイナビリティの取り組みを透明性をもって継続的に報告しており、その第5回となる「サステイナビリティ・ミッション・レポート」を発表した。なお、欧州サステイナビリティ報告基準(ESRS)に2年連続で準拠した内容となっている。

2020年よりサステイナビリティをブランドの核とするブライトリング

 

2022年以降、ブライトリングは手工業および小規模鉱山から責任をもって調達される「ベター・ゴールド」や、厳格に管理されたサプライヤーから供給される「ベター・ダイヤモンド」への移行を進めてきた。これらの素材は完全なトレーサビリティと透明性を備えており、1カラットごとに支払われるプレミアムを通じて地域社会へ還元している。その支援は、教育、環境保護、女性の経済的エンパワーメントなどの分野で具体的な成果を挙げている。

製造工程においても、再生可能エネルギーの導入や気候中立的な運営を進めており、ベター・ゴールドおよびベター・ダイヤモンドのサプライヤーとの共同出資によって、持続可能な変革の推進を図っている。これらの取り組みは、すでにインドやコロンビアといった地域において、地域社会に対する明確な利益をもたらしている。また、ベター・ダイヤモンド基金を通じては、社会課題に取り組む現地団体と連携し、子どもの教育支援や女性の社会進出支援、地域開発などの分野で多角的な支援を行っている。これまでに同基金の支援プログラムからは45人の卒業生が誕生し、各地域でサステイナブルかつ前向きな影響をもたらしている。

ブライトリングにとって、サステイナビリティとは単なる到達点ではなく、継続的に深化させるべき取り組みである。同社はこの理念のもと、自主的にその基準を年々高めており、その姿勢は高く評価されている。実際、サステイナビリティ評価機関「EcoVadis」から、世界の上位1%の企業にのみ授与される「プラチナメダル」を受賞している。

ブライトリングは、単に環境に配慮した素材を選定するにとどまらず、地域社会との共生や持続可能な経済圏の構築にまで視野を広げていることが伝わってくる。企業としての透明性と責任を徹底しながら、自ら高い目標を掲げ続ける姿勢には、高級ウオッチブランドとしての誇りと覚悟が感じられる。

 

問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.0120-105-707 https://www.breitling.com/jp-ja/

Text/平野翔太(WN編集部)

TAG

人気のタグ