日々活躍するとっておきの時計は、どんな時でも持っておきたいもの。
「既に1本持っている」「どれにしようか悩んでいる」、そんなあなたにウオッチナビが提案したいのは、時計購入を「自分だけの3部作(=トリロジー)」を揃えるステップと考えてみること。
「3針」「クロノグラフ」「GMT」といった機能別、「時期」「服装」「天候」といったシチュエーション別など、トリロジーの定義は人それぞれ。
気分次第で着け替えを楽しめたり、自分ならではのこだわりを見せたり、時計に不具合が起きた時のピンチヒッターに…など、時計を”3本”所有することで毎日がもっと特別になります。
今回は、年間で最も着ける頻度が高い”ビジネスウオッチ”のトリロジーを働き方別にご提案します!
<外勤系>
1日の大半を社外で過ごすことも多い外勤系。
「雨や汗に強いこと」「長く着用しても疲れない軽さ」「万人受けする堅実なデザイン」を重視した3部作をご紹介します!
・グランドセイコー「SBGA211」
機械式輪列と電子回路の複合キャリバー「スプリングドライブ」搭載モデル。
ステンレススチールに比べ約30%軽量なブライトチタンケースを採用。
スーツの袖に収まる絶妙なサイズ感で、抜群の着用感を誇ります。
淡雪のようなダイアルデザインは「新雪モデル」と評されることも。
6・9・12時位置のバーインデックスをクサビ型にし、エレガントさを演出しました。
・シチズン「アテッサ エコドライブ 電波時計 ダブルダイレクトフライト」
同機は「ダブルダイレクトフライト機能」を搭載した光発電エコ・ドライブ電波時計。
定期的な電池交換や時刻合わせが不要なので、使い勝手が良好です。
簡単な操作で世界26都市の時刻とカレンダーを瞬時に切り替えることができ、
「メインタイム」と「ローカルタイム」の2つの時刻を同時に表示することもできます。
・ティソ「ティソ バラード オートマティック」
ダイアルにギヨシェ彫り、ベゼル部分にクル・ド・パリといった伝統的な装飾が施されており、上品な印象を与えてくれるひと品。
6時、12時位置のみアラビアインデックスを採用しています。
約80時間のロングパワーリザーブ、ひげゼンマイの採用による優れた耐磁性、COSC認定クロノメーターという3つのハイスペックを実現しつつ、10万円代という驚異的なプライスを誇ります。
<内勤系>
デスクワークが中心の内勤系。
「繊細な技術が光る1本」「航空ファンにはたまらない古典デザイン」など、日々モチベーションをキープして仕事に臨めること間違いなしの3部作をご紹介します!
・IWC「ポルトギーゼ ・オートマティック」
同機は、1930年代に製作された初代「ポルトギーゼ」のクラシカルなデザインを踏襲したモデル。
リーフハンドやアプライドのアラビア数字が上質感を際立たせます。
香箱が2つ装備されており、7日間のロングパワーリザーブを実現。
ケースバックからは、ペラトン自動巻き機構を含む「Cal.52010」が鑑賞できます。
ラグ形状も人間工学的に再設計し、快適な装着感を叶えました。
・モンブラン「モンブラン タイムウォーカー デイト オートマティック」
レースの世界で活躍していた時計ブランド「ミネルバ」の伝統を継承しつつ新型へ移行したひと品。
ダイアルはヴィンテージカーのスピードメーターをイメージしたデザイン。
大型のアラビア数字、スーパールミノバコーティングを施した指針と分目盛りが抜群の視認性を誇ります。
赤い秒針の先端はミネルバの矢印型になっており、随所に特徴的なディテールが垣間見えます。
・オリス「ビッグクラウン オリジナル ポインターデイト」
古い軍用時計に多く用いられていた「コインエッジベゼル」が特徴的なひと品。
文字盤外周にプリントされた数字を針で示すことで日付を表す「ポインターデイト」は先端が三日月形になっています。
シリーズ名の由来にもなっている大型リューズ(=ビッグクラウン)はグローブ着用時でも操作しやすい実用性が魅力です。