時計好きからのリクエストに応えて誕生したデニムブルーカラーの日本限定「レイモンド・ウェイル ミレジム」

スイスのジュネーブに本拠地を構える独立系時計ブランド【レイモンド・ウェイル(RAYMOND WEIL)】がニューモデルを発表した。日本の時計愛好家からの要望を受けて開発された「ミレジム 35 センターセコンド ジャパン リミテッド エディション」のストラップ違い2型がリリース。価格は28万6000円(税込)~。

小振りのユニセックスモデル「ミレジム 35 センターセコンド」がベース

 

日本限定仕様となる「ミレジム 35 センターセコンド ジャパン リミテッド エディション」は、既存の「ミレジム 35 センターセコンド」のデニムブルー文字盤モデルをベースに、ラグにセッティングされたラボグロウンダイヤモンドを排して、よりシンプルな美しさを追求したモデルとなっている。コレクションの象徴たるセクターダイアルは健在で、時、分、秒それぞれの目盛りを異なるトラックに配置。中央から縦筋目のヘアライン、アワートラックはマット、ミニッツトラックは同心円状のサーキュラーと、各セクターに緻密な仕上げを施して見た目を分けることで、アール・デコの美学が最高潮に達した1930年代の雰囲気を再現。また、ミニッツトラックのわずかな傾斜に沿うよう、分針と秒針の先端をわずかに曲げている。往時のクラシカルなディテールへのこだわりが、まさに息づいているのだ。この文字盤をブルーとグレーの中間色となる優しいデニムブルーに表面処理。ホワイトのインデックスとの調和も素晴らしく、エレガントかつカジュアルなデザインに加えて、視認性も十分に確保されている。

本機は、直径30mmから38mmが主流だった古き良き時代の機械式時計を思い出させる直径35mmのケースを採用。性別や腕のサイズを選ばない、絶妙な大きさも特徴のひとつとなっている。ベゼルを丁寧に面取りすることでケースをよりスリムに見せているほか、そのベゼルとケース、細身のラグ側面にヘアライン仕上げを、ラグ表面にポリッシュ仕上げを施し、コントラストを創出することで立体感をつくり出した。

なおスラリと伸びたラグは先端を湾曲させ、ケースバック側へ曲げることで快適な装着感を追求。サファイアクリスタル製の風防はボックス型になっており、プラスチック風防をイメージさせるフォルム。こちらもヴィンテージウオッチに範を取ったデザインで、硬度の高いサファイアクリスタルを精巧に切削して作り上げている。

セリタ社製ムーブメントをベースとする「Cal.RW4200」を搭載

「ミレジム 35 センターセコンド ジャパン リミテッド エディション」を駆動させるのは、セリタ社製の自動巻きムーブメント、Cal.SW200をベースとする「Cal.RW4200」である。裏面はシースルーデザインとなっているため、レイモンド・ウェイルのイニシャル「W」を象ったローターを備える同キャリバーを心ゆくまで鑑賞できる。ストラップは、腕に優しくフィットし、ヴィンテージ調の質感も魅力のカーフスキンストラップと、5連デザインのステンレススチールブレスレットから選択可能だ。

レイモンド・ウェイルのフラッグシップ「ミレジム」は、伝統と革新が鮮やかに融合した“ネオ・ヴィンテージウオッチ”として確固たる人気を獲得し、GPHG2023チャレンジウオッチ賞という輝かしい受賞実績も持つ。秀逸な同コレクションから日本市場向けに特別に仕立てられた限定バージョンというだけあり、多くの時計愛好家から注目を集めることになりそうだ。

レイモンド・ウェイル「ミレジム 35 センターセコンド ジャパン リミテッド エディション」 Ref.2125-STC-50011 28万6000円/自動巻き(Cal.RW4200)、毎時2万8800振動、約41時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、カーフスキンストラップ。直径35mm、厚さ9.18mm。5気圧防水。

 

問い合わせ先:ジーエムインターナショナル TEL.03-5828-9080 https://raymond-weil.jp ※価格は記事公開時点の税込価格です。

Text/三宅裕丈

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