70年代らしいレトロフューチャーなデザインが魅力 デジタル表示の機械式時計「AMIDA(アミダ)」、ISHIDA新宿で取り扱い開始

ベスト販売は、「ISHIDA新宿」にて、スイスの独立系時計ブランド【AMIDA(アミダ)】の取り扱いを開始した。70年代ドライバーズウオッチの名作を現代に復活させた「Digitrend(デジトレンド)」を販売する。価格は64万3500円(税込)~。

レトロフューチャーな機械式「デジトレンド」

アミダは1925年に創業したスイスの独立系時計ブランドである。代表作である1976年に発表したデジトレンドは、時間表示が一瞬で切り替わる機構(ジャンピングアワー)と三角柱(プリズム)を使った独自のデジタル表示を組み合わせた機械式腕時計であり、その革新性により国際的な評価を獲得した。2024年、アミダはブランドを再興した。1950〜70年代の宇宙開発時代(スペースエイジ)の美学を取り入れたレトロフューチャーなデザインを継承しながら、現代の高精度スイス時計製造技術を融合させた。新しい「デジトレンド」は、オリジナルの革新精神を大切に守りつつ、デザインと機構をさらに洗練させている。

1976年、スポーツカーが街を駆け抜け、宇宙開発への憧れや未来的な発想が表現された「スペースエイジ」のデザインがあらゆる分野に広がっていた時代。当時アミダは、横から時刻を表示する斬新な「デジトレンド」を発表した。「デジトレンド」の側面ディスプレイは、「光を反射するプリズム」を使った技術であり、1973年にスイスで特許取得されている。ムーブメントは水平に動いているが、プリズムの反射によって時間は時計の側面に縦向きに表示され、横向きの構造でも縦に時刻が読めるよう工夫されているのである。この仕組みは「LRD(ライト・リフレクティング・ディスプレイ)」と名付けられた。デジタル表示が注目された1970年代らしい、アミダ独自のアイデアが光る仕組みである。その革新性により国際的な評価を獲得し、「デジトレンド」は今なお時計ファンに語り継がれるアミダの代表的なモデルとなった。

70年代の未来感をそのままに、横向き表示という独創性を現代に甦らせたAMIDA「デジトレンド」。独立系ブランドの再興が、時計シーンに新しい風を吹き込んでくれるはずだ。

アミダ「デジトレンド スチール エディション」 64万3500円/自動巻き(Cal.Soprod Newton)、毎時2万8800振動、約44時間パワーリザーブ。ステンレススチール&ブレスレット、サファイアクリスタル風防。縦39×横39.6mm、厚さ15.6mm。5気圧防水。

 

アミダ公式サイト:www.amida-watches.com

Text/平野翔太(WN編集部)

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