パステルカラー文字盤の3針&スモールセコンド搭載モデルが登場&元サッカー日本代表の長谷部誠氏が「ジン」のミッションパートナーに就任

質実剛健を体現するドイツの名門ウオッチブランド【SINN(ジン)】が最新作を発表。世界的に知られる定番コレクション「556シリーズ」に、個性を際立たせるカラーとスタイルを新たに加えた。サンド、アイスブルー、モーブ、セージ。これらのパステルカラーは、確かな存在感と独自の個性を主張する。機能性に一切の妥協を許さないジンのデザイン哲学に、鮮やかな調和をもたらしている。

4色の個性的なカラー文字盤

特筆すべきは、精緻に施されたギヨシェ仕上げの文字盤である。独特の質感と立体感、そして洗練された繊細さを演出し、それぞれの色調と組み合わさることで、躍動感のある視覚体験を生み出している。その結果、女性にも男性にも等しく魅力的に映る、エレガントかつモダンなデザインが完成した。

技術面においても、この556シリーズは20気圧防水と高い耐圧性を備え、低圧環境にも耐える設計である。日常生活における確かなパートナーとなり得る存在だ。さらに、夜光塗料を施した時針・分針と、手作業で配置されたインデックスにより、暗所でも高い視認性を確保している。各カラーはいずれも300本の限定生産。精緻な仕上げと独自の色彩が融合したこの時計は、着用者の手首に確かな個性を宿す一本となる。

ジンといえば「硬派で道具的」というイメージが強いが、この新作はその堅牢さに繊細な美意識を重ね合わせた稀有な存在である。ギヨシェ仕上げとパステルカラーの組み合わせは、従来のジンにはなかった柔らかさをもたらしながらも、技術的裏付けがあるため決して軽薄には見えない。機能性とデザインの両立がここまで自然に成立している点に、ブランドの成熟を感じさせる。

ジン「556 アイスブルー」 50万6000円/自動巻き(Cal.SW200-1)、毎時2万8800振動、38時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径38.5mm、厚さ11mm。20気圧防水。世界限定300本。

 

スモールセコンドを採用したクラシック

 

ドイツのジンは、独自のデザインと優れた技術的機能を融合した「104クラシック12」を発表した。この時計は計器時計としての機能性と、伝統的な時計製造の技術を巧みに併せ持ち、ジンの特徴を余すことなく表現しながらも時代を超えた普遍的な魅力を放っている。

本作で初めて採用されたスモールセコンドディスプレイは、シリーズの新たな核となる要素だ。淡いベージュ(シャモア)のサブダイアルは、細やかな溝とポリッシュの面取り仕上げにより、上品に際立たされている。文字盤はブラックのサンバースト仕上げで、ロジウムコーティングが施されたインデックスと針が調和を保ち、繊細かつ統一感のあるデザインを実現している。

さらに、パイロットベゼルには高品質のセラミックインレイを初採用。卓越した硬度と耐摩耗性を誇るこの素材は、長期にわたり美観と機能性を維持する。アラビア数字で1~12を刻んだベゼルは、第2時間帯表示にも対応し、ジン独自の特殊結合方式によって確実にケースへ固定されている。技術面では20気圧の防水性と耐圧性を備え、あらゆるシーンで信頼できる堅牢さを実現。エンジニアリングの精密さと洗練された美意識が融合し、クラシックな装いを持ちながらも実用性を犠牲にしない一本に仕上がっている。

ジンの新作は「道具としての堅牢さ」と「クラシックな美しさ」を見事に調和させている。特にスモールセコンドやセラミックベゼルの採用は、伝統と革新のバランスを巧みに示しており、愛好家にとって長く愛用できるタイムピースとなるだろう。

ジン「104クラシック12」 57万2000円/自動巻き(Cal.セリタSW 261-1)、毎時2万8800振動、38時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、サファイアクリスタル風防(両面無反射加工)。直径41mm、厚さ11.9mm。20気圧防水。

 

長谷部誠氏がミッションパートナーに就任

 

ジンは、日本における新たなミッションパートナーとして、元サッカー日本代表で指導者の長谷部誠氏を迎えた。ブランドが大切にする「妥協のない機能性とデザイン」を体現する存在として、その精神を新たに表現していく。ジンの創業地であるフランクフルトは、長谷部氏が選手時代から現在に至るまで深い縁を持つ場所だ。サッカーというフィールドで培ったプロフェッショナリズム、基本を重んじる姿勢、そして未来を見据えた取り組みは、ジンの哲学と数多くの共通点を持っている。この度の就任は、互いを尊重し、価値を共有する「ミッションパートナー」としての新たな出会いとなった。長谷部氏は次のようにコメントしている。

「Sinnの創業地フランクフルトは私にとってとても縁の深い場所です。10年間選手として過ごし、今も生活の拠点を置いています。Sinnの妥協のない作品作りには、私がサッカーに向き合ってきた姿勢と通じるものがあり、今回のオファーをとても光栄に思います。これからSinnと共に歩む道を楽しみにしています」

ジンはプロフェッショナルが認める計器時計であると同時に、日常やアウトドアシーンでも活躍する存在だ。今回のコラボレーションでは、フィールドを離れた日常で自然体の長谷部氏がジンを着用し、その個性とブランドの精神が静かに響き合う姿を映し出している。確かで控えめな主張を持つジンの時計が、着ける人の個性を引き立てる好例といえる。

 

問い合わせ先:ホッタ TEL.03-5148-2174 https://sinn-japan.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/平野翔太(WN編集部)

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