毎年春にスイスのジュネーブで開催される世界最大の新作時計ショー、「ウオッチズ&ワンダーズ」などで発表された2025年発表のコレクションを改めて振り返る。今回は、【SINN(ジン)】のニューモデルを紹介。
海軍ファンも注目するプロフェッショナル仕様ダイバーズウオッチ
「タイム・トゥ・ウオッチズ」に毎年参加するジンからは、Uボート・スチールコレクションの20周年を記念する限定モデルが登場した。今年、長年ジンのケースを製造するSUG社の卓越した技術によって、実際に運用されていた潜水艦3隻のオリジナル・スチールからケースを製造。「U15」「U16」「U18」に採用されている。また、D3システムにより防水性を保つプッシュピースを備えた「613 St」及び「613 St UTC」も生まれている。
(左)ジン「U15」 75万9000円/自動巻き(Cal.SW300-1)、毎時2万8800振動、約50時間パワーリザーブ。U15潜水艦のUボート・スチールケース、ステンレススチールブレスレット。直径41mm、厚さ11.2mm。50気圧防水。世界限定1000本。
(中)ジン「U16」 75万9000円/自動巻き(Cal.SW200-1)、毎時2万8800振動、約38時間パワーリザーブ。U16潜水艦のUボート・スチールケース、ステンレススチールブレスレット。直径44mm、厚さ14.7mm。100気圧防水。世界限定1000本。
(右)ジン「U18」 82万5000円/自動巻き(Cal.SW300-1)、毎時2万8800振動、約50時間パワーリザーブ。U18潜水艦のUボート・スチールケース、ステンレススチールブレスレット。直径44mm、厚さ15.5mm。200気圧防水。世界限定1000本。
3モデル中で最も小振りな「U15」のケースは潜水艦「U15」の外壁スチールから製造。オリジナルの潜水艦から切り出された、モデル名を刻印したスチール製の鋼鉄が3モデル共通の特典として付属する。「U16」は、高強度海水耐性を誇る潜水艦「U16」の外壁スチールから作り上げたケースに、セリタ製の「キャリバーSW200-1」を搭載。ラチェット式特殊結合のダイバーベゼルも3モデル共通の機能だ。「U18」は退役した206型潜水艦のひとつ、「U18」の本物の外壁スチール素材をケースに使用。「U15」と「U16」と共に、海の青いニュアンスに呼応する視認性の高いハイグロスダイアルを備える。
60分積算計を搭載するダイビングクロノグラフ
60分積算計を搭載しており、クロノグラフの操作は非ねじ込み式のD3システム型プッシュボタンで行う。グレー針による第2時間帯表示、100mT(8万A/m)までの耐磁性能を備えた圧巻のツールウオッチだ。
スペック:自動巻き(Cal.SW535)、毎時2万8800振動、約56時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径41mm、厚さ15mm。50気圧防水。
問い合わせ先:ホッタ TEL.03-5148-2174 https://sinn-japan.jp/
◎本記事は『ウオッチナビ 2025 Summer Vol.98』より抜粋・編集しています。価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/WATCHNAVI編集部
- TAG