オメガは、毎年100本以上の新作時計を発売する、いまスイス時計界で最も勢いのあるブランドのひとつ。
リキッドメタルやフルセラミックケース、ナイアードロックなどの独自開発でも他社の追随を許しません。
今回は、そんなオメガの魅力をブランドの歴史や2017年にリニューアルされたばかりの最新マニュファクチュール案内と共にご紹介します。
あわせて、バーゼル最新作もピックアップ。
1948年製シーマスターの意匠を忠実に再現したモデルや、アポロ8号ミッションから50周年を記念して作られた時計まで、オメガの歴史を体現したデザインは要チェックです!
<オメガの歴史>
1848年、時計師のルイ・ブランがジュラ山脈のラ・ショー・ド・フォンに創設した工房からオメガの歴史がスタート。
ムーブメントを自社一貫生産する「マニュファクチュール体制」の早期導入や複雑時計の製造など、創業当初から時計界で頭角を現していました。
1882年、オメガはスイス北西部の「ビール/ビエンヌ」に本拠地を構えました。
1894年には「究極」の意味が込められた伝説の新型高性能ムーブメント「キャリバー19」(別名オメガキャリバー)が誕生。
現在の体制へと続く様々な礎が築かれていきました。
<マニュファクチュール>
2017年11月、ビール/ビエンヌに「組み立て、トレーニング、検査と証明書の発行」の3部署が統合された新工房が完成。
工房内の更なる効率化を図るとともに、2015年にMETASとオメガが共同で制定した新時計規格「マスター クロノメーター」の量産体制をより本格化させるための施設です。
写真は、「セントラルストック」。ロゴの入った箱にはそれぞれ異なる時計のパーツが収納され、作業の量や内容によってロボットが出し入れを行います。
こちらは、「建築界のノーベル賞」と呼ばれるプリツカー賞などを受賞した日本人建築家「坂茂」さんによる新工房の建築模型。5階建てで、フロアごとに作業が異なります。
<バーゼル最新作>
・「シーマスター 1948 マスター クロノメーターセンターセコンド」
(※11月発売予定・世界限定1948本)
短めのドーフィン針や中央が膨らんだボンベ型ダイアルなど、1948年に誕生した初代シーマスターを忠実に再現したモデル。
丁寧に磨いた楔形インデックスが味わい深い仕上がり。
マスター クロノメーター認定、1万5000ガウスの高耐磁性を誇ります。
・「シーマスター 1948 マスター クロノメータースモールセコンド」
(※11月発売予定・世界限定1948本)
時針と分針をリーフ形に。分針のみダイアルにあわせてドーム状にカーブさせたひと品。
リングには「SEAMASTER」「LIMITED EDITION」の文字と限定番号がレーザーで刻印されます。
ブラウンのレザーストラップが上質な逸品。
・「シーマスター ダイバー 300M マスター クロノメーター」
(※8月発売予定)
本機は、ウェーブ模様を施したセラミックダイアルが特徴的。
1万5000ガウス以上の高耐磁性を誇る「Cal.8800」を搭載し、マスター クロノメーターへ進化しました。
日付窓は6時位置に移動させ、視認性を高めています。
・「シーマスター ダイバー 300M マスター クロノメーター チタン タンタリウム」
(※11月発売予定・世界限定2500本)
希少金属のレアメタルをケースやブレスに採用した特別モデル。
1993年に登場したオリジナル「シーマスター ダイバー 300M」の意匠を受け継いだひと品です。
リューズやベゼルリングには18Kセドナゴールドを使用し、ゴージャスな雰囲気に。
・「スピードマスター ダーク サイド オブ ザ ムーン アポロ8号」
(※8月発売予定)
1968年、初めて月の軌道を周回したアポロ8号ミッションから50周年を記念して発表されたもの。
レーザー加工を施してブラックに仕上げたムーブメントのブリッジやメインプレートを組み合わせ、月面を表現しました。
ダイアル側は地球から見える月を、ケースバックは月の裏側を再現しています。
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