時計を愛してやまないユーザーのリアルな実態を調査すべく、全国有名正規時計販売店に突撃する本企画。
第4回目は「スリーク新潟店」。
ファッションを出自とするユニークな時計専門店。顧客との関係も10年来の友人のように近しく、話す内容は趣味のことばかりという”大人のたまり場”のような同店の魅力に迫ります!
新潟の中心地・古町通りで一際目を引くのがスリーク新潟。1Fにはカルティエ・オメガ・パネライなどが立ち並び、アクセサリなども豊富に揃うのが特徴です。
難波:僕らは元々カーオーディオが共通の趣味で、スリークに通う以前から、10年来の友人なんです。腕時計に凝りだしたのも大体同じ時期で、当初はここで再会するとは思っていなかったのですが……
小倉:とあるクルマ雑誌の記事で、難波さんがブライトリングオーナーとして取材を受けてらして。
〝これって、あの難波さんだよな?〞と思いながら、既に通っていたスリークのスタッフさんに尋ねたら案の定で。
高橋:確かブライトリングのイベントのときに再会されたんですよね?僕もフォトセッションをしながらそんなお話を聞いた覚えがあります。
難波:同じような趣味を持つとどこへ行っても巡り会うんだなと(笑)。スリークには、最初にブライトリングのクロノマットを購入したのがきっかけで通うようになりました。
カーオーディオの大会で優勝した記念にと、当初はスーパーオーシャンを考えていたのですが、クロノマットを試着した瞬間、フラッグシップのすごさを感じて。文字盤の光り方に惹かれました。
小倉:私は2010年にタグ・ホイヤーのカレラ1887を購入したのが、お店との出会いです。
初代カレラのデザインに憧れ続けていて、タキメーターのないカレラをレザーベルトで着けたいとずっと思っていたんです。私のなかでは、スリークと言えばタグ・ホイヤーというほど、大規模なフェアをやっているイメージで、普段見ることができない意中の時計をしっかり手に取れて感動したのを覚えています。
高橋:僕は、小倉さんはブライトリングをよく着けているイメージでしたが、タグ・ホイヤーラバーなのですね。
小倉:高校時代にバイト代を貯めて、1992年にフォーミュラー1を買って以来、腕時計と言えばタグ・ホイヤーですね。ブライトリングは憧れはありつつ、長いこと高嶺の花というイメージで。初めて手にしたときはさすがの満足感でしたけれど!
難波:メンバーズサロンとか、購入後のサービスが充実しているのも満足感の大きな理由ですよね?さらに、スリークはブランドと組んで仕掛けを作るのがうまい。だから僕らユーザーも楽しませてもらえる部分が大きいんです。
小倉:確かに、私もお店からブランド側にお願いしてもらって、イベントに参加した際に時計師の方から機構についての個人レッスンを受けたことがあります。なかなかそんなお願いしてもらえないですよね。
難波:スタッフと我々お客との距離感も他店より断然近いですね。普通、個別の担当者がついて他のスタッフが接客することは少ないでしょう。スリークでは、誰から時計を買ってもいいくらい、みんながフレンドリー。
クルマとか趣味の情報を共有しつつ、たまに時計を買うくらいの感じで楽しくいさせてもらっています。
小倉:私と難波さんじゃないですが、他のユーザーさんとの輪が広がるのもいいですよね。私なんかは、時計の機構が大好きなので、共通の話で盛り上がれる人はなかなか貴重ですから(笑)。スリークには大人のたまり場のような、ずっとこういう場所であってほしいですね。