【オメガ】秒針なしでは不可能という常識を覆す歴史的快挙「コンステレーション オブザーバトリー」2針時計として初のマスター クロノメーター認定取得

スイスの高級時計ブランド【オメガ(OMEGA)】より、2針時計として世界で初めてマスタークロノメーター認定を取得した新作「コンステレーション オブザーバトリー」が発表された。全9モデルが発売となり、価格は154万円~。

世界初となるマスタークロノメーター認定取得の2針時計

1952年の誕生以来、オメガが掲げる“精度への飽くなき挑戦”を象徴し続けてきた「コンステレーション」が、2026年、時計製造の歴史に新たな地平を切り拓いた。今回発表された新作「コンステレーション オブザーバトリー」は秒針を持たない2針時計として、世界で初めてマスタークロノメーター認定取得を成し遂げたのである。

この歴史的な快挙の背景には、認定テストにおける常識を覆すパラダイムシフトがあった。従来、精度の公的認定には秒針の動作による観測が不可欠な条件とされてきたが、オメガはこの物理的な制約を独立認定機関、ラボラトワール・ドゥ・プレシジョンが開発した音響検査法によって打破した。この厳格な検査を支えるのが、すべてのクロノメーターおよびマスタークロノメーターの認定プロセスを1台に統合したワイヤレスかつ自己完結型の検査装置である。デュアル メトリック テクノロジーを搭載した同装置は25日間に及ぶ試験期間中、時計が発する微細な音を継続的に捉え、温度、気圧、姿勢の変化に伴う周波数の乱れを計測開始の1秒目から緻密に記録。音の特性を解析することで、振幅の変動や変異がいつ、どこで発生したかまで特定可能となり、視覚的な秒の刻みに頼らずとも、極めて厳格な精度と耐磁性を証明することに成功したのだ。

オメガ社社長兼CEOのレイナルド・アッシェリマンは、この偉業達成について次のように述べている。「これまで、精度の認定には秒針が必要不可欠でした。しかし、新たな音響検査方法の開発は、その制約を過去のものとしました。この革新性こそが、2針時計として初めてマスタークロノメーター認定を取得した『コンステレーション オブザーバトリー』の発表を可能にしました」。

伝統と現代が融合した9つのコレクション

全9モデルで構成される本コレクションは、1948年発表された「センテナリー」から脈々と続くヘリテージデザインをその核に据えており、象徴的な12角形のパイパンダイアルや6時位置の星、ケースバックを飾る天文台のメダリオンといった伝統のディテールは健在だ。一方で、ファセット加工を施したカイト型アワーマーカーやドーフィン針は現代的なスタイルへと刷新され、往年のスタイルに新たな洗練を吹き込んでいる。

時計の心臓部には、仕上げの美しさと装飾レベルによって「グランドリュクス」「リュクス」「スタンダード」に分類された2つの新しいマスタークロノメーターキャリバーを搭載している。まず、最高峰の「キャリバー 8915 グランドリュクス」は、950プラチナゴールドモデル専用のムーブメントとなる。18Kセドナ™ゴールド製のローターベースには優美なスパイラル仕上げが施され、レーザーアブレーション加工による18Kホワイトゴールド製の天文台メダリオンは、アベンチュリンガラスのエナメルで彩られたダークブルーの夜空に8つの星が輝く。ドーム部分は半透明のホワイトオパールエナメルで仕上げられ、まるで工芸品のような存在感を放つ。一方、「キャリバー 8915 リュクス」は18Kゴールドコレクション向けに設計され、オメガ史上初となる18Kムーンシャイン™ゴールド製のローターとテンプ受けを採用し、アラベスク調のジュネーブウェーブが美しい旋律を奏でる。メダリオンにはそれぞれのケース素材と同じゴールドが採用される。そして、O-MEGAスティールモデルに搭載される「キャリバー 8914 スタンダード」は、「キャリバー 8915 リュクス」をベースに精悍なロジウム仕上げが施されている。

4つのプレシャスメタルが本コレクションに集結

素材のバリエーションも多彩であり、ブランド独自の4つのプレシャスメタルが初めて一つのコレクションに集結した点は特筆すべきだろう。18Kセドナ™ゴールド、18Kムーンシャイン™ゴールド、18Kカノープスゴールド、プラチナゴールドの各モデルはケースからダイアル、さらにはムーブメントの一部に至るまで、一つの素材が織りなす圧倒的な世界観を構築。また、優れた硬度と機械的特性を誇る独自の「O-MEGAスティール」モデルでは、長期の開発を経て実現したブラックセラミック製の12角形パイパンダイアルが、その技術的成果とモダンな美学を象徴している。

「コンステレーション オブザーバトリー」は、秒針という物理的な指標に頼らずとも最高峰の精度を約束するという時計製造における新たなマイルストーンを打ち立てた。この2針時計は、未来の時計のあり方を指し示す、まさに「オブザーバトリー(天文台)」の名にふさわしいタイムピースと言えるだろう。

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」 Ref.140.93.39.21.99.001 817万3000円/自動巻き(Cal.8915 グランドリュクス)、毎時2万5200振動、60時間パワーリザーブ。950プラチナ製ケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39.4mm、厚さ12.32mm。30m防水。

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」 Ref.140.53.39.21.99.004 622万6000円/自動巻き(Cal.8915 リュクス)、毎時2万5200振動、60時間パワーリザーブ。18Kカノープスゴールド™製ケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39.4mm、厚さ12.23mm。30m防水。

オメガ「コンステレーション オブザーバトリー」 Ref.140.13.39.21.10.001 154万円/自動巻き(Cal.8914 スタンダード)、毎時2万5200振動、60時間パワーリザーブ。O-MEGAスティール製ケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39.4mm、厚さ12.23mm。30m防水。

 

問い合わせ先:オメガ TEL.0570-000087 https://www.omegawatches.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。

Text/三宅裕丈

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