世界最大の時計見本市「ウオッチズ&ワンダーズ ジュネーブ 2026」と同じ期間、インターコンチネンタルジュネーブにて7回目となる「オート・ジュエルズ・ジュネーブ」が開催された。2019年より開催されている本イベントには、毎年、世界に知られたハイジュエラーが集結。今年は44社が出展していた。その中からWATCHNAVI編集部が注目したのは、今後、時計界でも存在感を増していきそうなダミアーニである。さっそく「ベル エポック」と「マルゲリータ」から発表された新作タイムピースをチェックしていこう。
「ベル エポック」の美学を新たな次元で体現するジュエリーウオッチ
ダミアーニが展開する「ベル エポック」コレクションは、20世紀初頭のフランスで興った新たな芸術形式「映画」の持つ時代を超えた魅力が着想源。フレームの連なりによって創り出されるストーリーを、円と長方形の組み合わせによる優雅な動きへと変換し、それをメゾンのサヴォアフェールによって卓越したクリエーションへと昇華するのである。今年はウォッチメイキングにおいて新境地を開拓しており、コレクションのシグネチャーである幾何学モチーフを反映したブレスレットとスリムなレクタンギュラーケースが見事なバランスで融合。パヴェセッティングされたダイヤモンドのダイアルや、マザー・オブ・パールのダイアルがホワイトゴールドやジュエリーと調和し、細部に至るまで輝きを放つ仕上がりとなっている。

時計の世界に花開いた「マルゲリータ」のフローラルモチーフ
ダミアーニの「マルゲリータ」は、イタリア王妃、サヴォイア王家のマルゲリータ・ディ・サヴォイアと、彼女にちなんで名付けられた花「デイジー」を讃えるべく創設者によって生み出されたコレクションである。最大の特徴は、フローラルデザインの調和。ダイヤモンドやカラーストーンで構成されたセンターストーンの周囲を貴石の花びらが取り囲むことで、時代を超越した魅力を持つジュエリーに仕上げるのだ。このコレクションに今年は、直径18mmのラウンド型ゴールドケースに3輪のデイジーが咲く、可憐なジュエリーウオッチが登場。パヴェダイアルやホワイトオパーリンのほか、多彩なカラーダイアルを揃えて「マルゲリータ」コレクションの世界をさらに豊かなものにした。


ダミアーニといえば、今年の1月にジュネーブの名門ウオッチブランドであるボーム&メルシエが傘下に加わるとの発表がなされたことが時計業界で大きな話題となった。それ以上の公式アナウンスは現状ではまだ届いていないが、これから相互シナジーによってダミアーニが高級時計市場へ本格的に参入することは大いに考えられるし、ボーム&メルシエがかつて一時代を築いたラグジュアリー領域へと再び踏み込んでいく可能性もある。両メゾンの今後の動向には引き続き注目していきたい。
問い合わせ先:ダミアーニ・ジャパン TEL.03-5537-3336
https://www.damiani.com/ja_jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/Daisuke Suito (WATCHNAVI)
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