12気筒エンジンの鼓動を想起させる「タグ・ホイヤー モナコ」のハイエンドモデル&表参道ブティックが今夏リニューアルオープン

スイスを代表する高級時計ブランド【タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】が、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」とのコラボレーションによって誕生したハイエンドウオッチ「タグ・ホイヤー モナコ スピード12」をリリース。さらに、東京・表参道にある「タグ・ホイヤー 東京 表参道」が2026年8月1日(土)に移転・リニューアルオープンすることも発表した。

時計界の常識を覆したマスターピース「モナコ」

1969年に誕生した「モナコ」は、世界初の防水角型クロノグラフという不世出のレイアウトと、自動巻きクロノグラフムーブメント「キャリバー11」という挑戦的な機構を引っ提げ、時計界の常識を覆したマスターピースだ。スティーブ・マックイーンからマックス・フェルスタッペンに至るまで、多くのスターやレーサーたちの腕元でサーキットの熱狂を体現してきたこの名コレクションから限定モデル「タグ・ホイヤー モナコ スピード12」が発表された。

本機開発の核となったのは、高性能な12気筒エンジンが秘める圧倒的な駆動エネルギーとピストン運動の連動性をダイアル上に再現するという試みである。この難題をクリアするため、タグ・ホイヤーはルイ・ヴィトンが誇る高度な時計製造拠点「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」とのコラボレーションを実現。マスター・ウォッチメーカーであるミシェル・ナバスとエンリコ・バルバシーニの指揮のもと、彼らが特許を保有する独自のジャンピングアワー機構「スピン・タイム」を徹底的に再構築した。こうして完成したのが、文字盤の外周に円状に配置された12個の回転式パーツである。この機構の動きは、まさに自動車のエンジン内部で行われる点火シーケンスそのものだ。中央の分針が1時間かけて文字盤を1周すると、それに連動して12個のピストン型パーツが緻密に駆動。現在の時刻を示していたピストンが瞬時に元の位置へと戻ると同時に、次の時刻の数値を記したピストンが正確に90度回転して表に現れる。

「スクエア・イン・ザ・サークル」を体現する造形美

ケース素材には、高い堅牢性と軽量性を兼ね備えたグレード5チタンを採用。サイズは現代の時計シーンにおいて最も腕馴染みの良い40mmに設定された。「モナコ」のアイデンティティである「スクエア・イン・ザ・サークル(四角の中の丸)」という造形美を維持しながら、ケース内部の構造には大胆なモディファイが加えられており、ムーブメントを支える骨格には、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティングを施した4本のオープンワークアーチを用いた独自構造を採用。これにより、複雑な駆動系がケース内部で宙に浮いているかのような圧倒的な立体感を生み出した。ディテールの仕上げにおいてもレーシングマシンに対するリスペクトが徹底され、12個の回転式ピストンにはサンドブラスト加工とサテン仕上げのコンビネーションを施すことで、ブラックラッカーで刻印されたアラビア数字の視認性を強調。さらに、ドーム型に成形されたサファイアクリスタル風防やシースルー仕様のケースバックにより、オーナーはメカニズムのダイナミックな挙動を全方位から観察可能とした。

ダイアルデザインも特筆もので、全面をオープンワーク仕様とすることで内部の精緻なメカニズムを大胆に露出。その中央部には、レーシングカーのエンジンブロックをモチーフにした縦方向の溝が刻まれている。また、スケルトン仕上げのセンター針はコックピットのダッシュボードに並ぶ計器を彷彿とさせるシャープな形状に仕立てられ、先端のレッドアクセントがスポーティな緊張感を演出。さらに、鮮烈なレッドのハンドステッチが印象的なブラックラバーストラップを組み合わせたことで、外観から装着感に至るまで完璧なトータルコーディネートが図られた。

この前衛的なタイムピースの心臓部には、新開発の自動巻きムーブメント「キャリバー TH84-00」を搭載。「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の独創的なコンプリケーションをベースとし、設計から製造、最終的なアセンブリと仕上げに至るまで両ブランドのエンジニアリングが緊密に連携して作り上げられたムーブメントだ。これほどの複雑機構でありながら、日常使いの実用性を考慮した30m(3気圧)の防水性能をクリアしている点も見逃せない。なお、この特別なタイムピースは世界限定50本のみが生産されるシリアルナンバー入りのリミテッドエディションであり、2026年12月の発売が予定されている。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ スピード12」 Ref.WBW2180.FT8133 1501万5000円/自動巻き(Cal.TH84-00)、毎時2万8800振動、45時間パワーリザーブ。グレード5チタン製ケース(シースルーバック)、ブラックラバーストラップ。直径40mm。30m防水。2026年12月発売予定。世界50本限定生産。

 

東京・表参道の直営ブティックが8月に移転リニューアル

また今回、タグ・ホイヤーは、1995年にブランド初となる国内直営店を構えて以来、アイコニックな存在であり続けた東京・表参道の直営ブティックを2026年8月1日(土)に移転リニューアルオープンすることを発表。ハイエンドな時計製造の世界観とアヴァンギャルドなブランドフィロソフィーを体感できる新たな発信拠点が誕生することになる。ジェットブラックを基調とし、光とシャドウのコントラストが質感を際立たせるモダンなファサードを備えた2フロア構成の店内には、顧客にパーソナルな体験を提供する専用ラウンジも併設予定。この最先端のストアコンセプトを持つ空間は、今回発表された「モナコ スピード12」をはじめとする希少なコレクションの魅力を、より深く堪能するための格好の空間となるはずだ。

 

【タグ・ホイヤー 東京 表参道】
住所:東京都渋谷区神宮前5-8-16
TEL:03-5467-4881
営業時間:10:00-20:00

 

問い合わせ先:LVMHウオッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈

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