【ゼニス(ZENITH)】が、2026年9月2日より開幕の「Geneva Watch Days 2026」にて、コレクション初となる3針モデル「クロノマスター ソロ スポーツ」を発表した。名機「エル・プリメロ 3620」を搭載しながらもあえてメカニカルな主張を抑え、どんなシチュエーションにも美しく寄り添う“クワイエットラグジュアリー”を体現。全4モデルが発売となり、価格は134万900円(税込)~。
伝統と革新が交差する「クロノマスター ソロ スポーツ」
1865年にスイスのル・ロックルで創業して以来、ゼニスは自社一貫生産のマニュファクチュールとして時計史に数々の金字塔を打ち立ててきた。1969年に登場した自動巻き一体型高振動クロノグラフムーブメント「エル・プリメロ」は、毎時3万6000振動という圧巻のハイビートと比類なき精度で世界を驚嘆させ、ブランドの揺るぎない礎を築いた。クロノメトリーにおいて2333個という偉大な授賞数を誇り、名機「キャリバー135」を現代の技術で復刻させ、新コレクション「G.F.J.」に結実させるなど精度への追及は一貫しており、また、ルイ・ブレリオの英仏海峡横断飛行やフェリックス・バウムガートナーの成層圏からのフリーフォールといった偉業の腕元を飾ってきた歴史も、メゾンの開拓者精神を鮮烈に物語るエピソードと言えるだろう。
この壮大な伝統を受け継ぎつつ、「Geneva Watch Days 2026」で披露された新コレクションが「クロノマスター ソロ スポーツ」だ。半世紀以上にわたり継承されてきた高振動のDNAを根底に宿しながら、「クロノマスター」シリーズとしては初となる3針スタイルを採用。クロノグラフ表示をあえて削ぎ落とすことで、エル・プリメロが本来持つ規則正しいビートや高精度、手首で放つ本質的な存在感を研ぎ澄まされた形で浮かび上がらせた。過剰な装飾を排し、あらゆるライフスタイルに溶け込む汎用性を追求した仕上がりは、メカニカルな主張を控えめにした“クワイエットラグジュアリー”の真髄を具現化している。
エレガンスとスポーティを両立する40mmボディ
本コレクションの大きな特徴は、都会的なエレガンスとスポーティな力強さが同居するケース設計にある。外径40mmのステンレススチールケースは、腕元への納まりが良いスマートなプロポーションを持ちつつ、力強いケースラインが建築的な美しさを強調。逆回転防止ベゼルには耐傷性に優れたセラミックを採用しているが、ブラックおよびホワイト文字盤モデルにはブラックセラミック、ブラウン文字盤モデルにはブラウンセラミックベゼルが配され、外観上のアクセントとしても機能する。また、ダイナミックな造形のリューズガードが包み込むねじ込み式リューズにより、20気圧という高度な防水スペックを確保しており、アクティブな環境でもストレスなく着用できる実用性を誇る。
フェイスデザインにも、高振動ムーブメントを視覚的に体験させる工夫が随所に凝らされている。文字盤自体にセラミック素材を採用し、エル・プリメロの振動数を連想させる45度の傾斜がついた「Z」モチーフを高密度でエングレービング。光の反射によって緻密なパターンが浮かび上がり、文字盤に立体的な陰影をもたらす。ダイアル外縁には歴史的モデルから継承した“シャークトゥース”のミニッツトラックをレイアウトし、目盛りの読み取りやすさを高めた。多面的なファセットカットが施されたインデックスと針にはスーパールミノバSLN C1が塗布され、暗所でも卓越した視視認性を発揮。さらに秒針のカウンターウェイトにも文字盤と共通するグラフィック要素が組み込まれており、細部へのこだわりを感じさせる。
自社製ムーブメント「キャリバー エル・プリメロ 3620」
本コレクションの心臓部には、自社製の自動巻きムーブメント「キャリバー エル・プリメロ 3620」を搭載。名機「エル・プリメロ 3600」をベースに設計されたこのムーブメントは、毎時3万6000振動のハイビート駆動を守りつつ、シリコン製脱進機や確実な時刻合わせを可能にするストップセコンド機構を備える。ケースバックからは星型ローターによる両方向巻き上げ機構と、約60時間のパワーリザーブを支えるメカニズムの躍動を鑑賞可能だ。また、本コレクションの実用性を向上させているのが、新開発の「ZENCLASP™」フォールディングバックルを備えた3連ステンレススチールブレスレットだ。1,800時間におよぶ開発と3年の歳月を費やして完成した同バックルは、10個のセラミックボールを含む計41個のパーツで構成され、年数が経っても滑らかな操作感と強固なロック性能を維持する。工具を使わずに2.5mm単位で最大10mmまでの微調整が可能となり、手首のフィット感を腕に装着したまま最適化できる。
ノンデイト仕様を含む4モデルをラインナップ
バリエーションは全4種が用意され、サンレイ仕上げのホワイトセラミック文字盤、ポリッシュ仕上げのブラックセラミック文字盤およびブラウンセラミック文字盤はいずれも3時位置に日付け表示を設置。そして、ノンデイト仕様のブラックセラミック文字盤モデルも揃い、ミニマルなスタイルを好む層にもアピールする。 過度な主張を排しながらも、高振動の歴史と圧倒的なクラフツマンシップを静かに秘めた「クロノマスター ソロ スポーツ」。スタイルと機能の調和を追求する現代の時計愛好家にとって、あらゆるシーンに寄り添う最良のパートナーとなるだろう。
ゼニス「クロノマスター ソロ スポーツ」 Ref.03.5000.3620/69.M5000 145万8600円/自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3620)、毎時3万6000振動、約60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径40mm。20気圧防水。
ゼニス「クロノマスター ソロ スポーツ」 Ref.03.5000.3620/22.M5000 145万8600円/自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3620)、毎時3万6000振動、約60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径40mm。20気圧防水。
ゼニス「クロノマスター ソロ スポーツ」 Ref.03.5001.3620/72.M5000 145万8600円/自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3620)、毎時3万6000振動、約60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径40mm。20気圧防水。
ゼニス「クロノマスター ソロ スポーツ」 Ref.03.5000.3620/21.M5000 134万900円/自動巻き(Cal.エル・プリメロ 3620)、毎時3万6000振動、約60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径40mm。20気圧防水。
問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス TEL.03-3575-5861 https://www.zenith-watches.com/ja_jp
Text/三宅裕丈
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