9/23に公開した「【ダイバーズに続く売れ筋モデル6選】長く愛用できる誠実クラシックウオッチは「スペック」と「サイズ感」に着目せよ!!」の記事ではダイバーズに次いで人気のクラシック時計を中心に紹介しましたが、今回は長らく人気ジャンルの筆頭だった「クロノグラフ」をピックアップ。
各社の自社ムーブ化などの影響による価格上昇に伴い、最近の「最初の一本」としての需要はやや下火の模様。それでも名門が力を込めて開発したフラッグシップ機の格好良さに惚れ込む人は依然多いのです。
複雑機構ながらも手が届く価格帯の個性豊かなモデルが揃い踏み。早速ご紹介します!
機械式クロノグラフの醍醐味をフルスケで全部見せ!
タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ」
自社製ムーブメント「Cal.ホイヤー01」の動きがスケルトン仕様の盤面から楽しめるタグ・ホイヤーの代表作。
各計測針に配色されたレッドが、疾走感溢れる新世代スポーツウオッチの個性を際立たせます。
ベゼルは耐傷性に優れたセラミック製。
広い文字盤を運針する繊細な針が高精度を象徴
IWC「ポルトギーゼ・クロノグラフ」
1998年に登場以来、「ポルトギーゼ」コレクションのなかで最も人気の高いスリムな自動巻きクロノグラフ。
インダイアルを縦並びにしたシンメトリーデザインが特徴です。
ベゼル幅を狭くとって面積を最大化した文字盤は、時分秒針の長さに揃えて緻密な目盛りを配しています。
文字盤にはアラビア数字のアプライドインデックスを施し、視認性も抜群。
ブライトリングの特徴を日本限定仕様で堪能
ブライトリング「アベンジャーⅡジャパンエディション」
信頼性、操作性、パフォーマンスというブランドの特徴を体現するアベンジャーⅡの特別仕様。
定番モデルにはない、オールブルーダイアルにバーインデックスの組み合わせが新鮮です。
300m防水というハイスペックも大きな魅力。
多くの時計との出逢いは「最初の一本」選びの楽しみのひとつ。ですが、現在は、人気コレクションひとつとってもサイズや色の違いで数多くの選択肢があるので、選択に悩むときは、はっきりショップスタッフにその旨を伝えてみるのがオススメです。
時計を長く使うには、正しく扱うことも大切。とくに機械式時計は禁止時間帯での日付調整や磁気帯びによる精度悪化など、故障に直結する注意点が多いので、
購入時に聞いておくのが良いでしょう。
こちらでは、人気時計店スタッフによる最初の一本選びのアドバイスと、ファーストウオッチにまつわるエピソードをご紹介します。
プリベ石川 松山店 檜垣隆文さん
<最初の一本選びのアドバイス>
「まずは欲しいと思ったときに、最も気に入った時計をおすすめしています。最初の1本を選ぶときには、着用シーンも想像してみてください」
<檜垣さんが購入したファーストウオッチ>
「IWC パイロット・ウォッチ・クロノグラフは、息子ができた記念の一本です。いずれ譲ることも考え、時代を超えて使えるものを選びました」
oomiya和歌山本店 出水伸幸さん
<最初の一本選びのアドバイス>
「時計を長く使えるかどうかは購入後のケア次第。普段のお手入れや正規店での定期メンテナンスの必要性などのご説明は、欠かせません」
<出水さんが購入したファーストウオッチ>
「ブライトリングクロノマット・オリジナル(ビコロ)。当時はクロノグラフ搭載機のビコロカラーが珍しく、黒文字盤との相性が抜群だったため購入を決めました」
HF-AGE高崎店 金原美智代さん
<最初の一本選びのアドバイス>
「機械式時計に初めて触れる方が戸惑いがちなカレンダーの操作や日差と許容範囲、ブレスのサイズ感などは丁寧にご説明しています」
<金原さんが購入したファーストウオッチ>
「ブライトリング ナビタイマー92。このモデルはひと目惚れです。私のために発売された時計だと、本気で思いました」