クロノマットJSPは、ブライトリングが誇るフラッグシップモデルであるクロノマットのスペシャルな日本限定として2017年に発売され、WATCHNAVIで実施した、2017年に最も人気を集めた時計を決めるランキング企画でも堂々の総合1位を獲得した。自社キャリバーであり、世界的にも希少な独自のクロノグラフムーブメントであるCal.B01を搭載しながら、通常のクロノマットよりも安価な、90万円以下に価格を抑えた絶妙な設定もファンの心を打った。そんな、多くのユーザーを持つであろうクロノマットJSPは実際どんな点が評価されているのか。今回はリアルユーザーである皆さんの意見をお伺いしたいのである。
革新的だった”エボリューション”としての意匠
さて、本記事の最後からアンケートに答えていただきたいのであるが、JSPがどんな個性を備えているのか改めて紹介したい。
シンボリックであり、クロノマットのアイデンティティでもある”ライダータブ”の意匠がまず筆頭にあがるだろうか。これは、本機のバー状のスケールを備えたベゼルに取り付けられたタブで、回転ベゼルを回して経過時間の計測に用いる他、ベゼルをグリップしやすくしたり、風防ガラスへの衝撃吸収バンパーの役割をしたりする。1984年に誕生した初代クロノマットも同様のデザイン・機能を持ち、日本でも爆発的な人気を誇った2004年のクロノマット・エボリューションまで採用された意匠だ。ブライトリング愛好家には、特にこのライダータブを好む人が多く見られ、”JSP”での復活は日本だけに許された歓喜の出来事だったのである。
近代ブライトリングの集大成とも言えるJSP
クロノマットの意匠で語るとすれば、もう一つ議論の的となるのがインデックスだろう。同じく日本限定で度々リリースされる仕様でローマ数字を用いたインデックスがある。しかもその多くはマザー・オブ・パール文字盤のセットであり、その見た目の高級感から発売されるたび即完売という逸話を持つ時計だ。一方でJSPに採用されたのはバーインデックスであり、オーソドックスど真ん中。日本だけのために作られた渾身の限定であれば、ローマンでのリリースを希望する人も多かっただろうが、筆者はこのバーインデックスであることがブライトリング本来の魅力を表しているようで、正解だったのではないかと思う。
ご存知のように、クロノマットはパイロットウオッチの金字塔であり、同時にクロノグラフの最高峰でもある。この多機能な時計を、ブライトリングのスピリットである”プロのための計器”たらしめるには、瞬時の視認性とクロノグラフ表示の読み取りやすさとを両立する、よりシンプルなバーインデックスがいいのである。
1984年~2004年の間、ブランドを一流のブランドへと押し上げたクロノマットは、近代ブライトリングの礎である。その意匠を纏ったJSPは、CEO交代で新たな時代に突入した同社にとって、あるエポックのピリオドであると筆者は考えており、単なる人気モデルの復刻ではなく集大成たる時計のようだ。
さあ、JSPへのみんなの愛を聞かせてくれ!
一方的にクロノマットを論じてしまったが、ここからが本題。以下のリンクよりJSPに関するアンケートに答えてほしい。皆さんがJSPのどのカラーが好きなのか、どの部分のデザインに魅力を感じているのかなど、JSPについての意識調査をさせていただき、その結果を11/22発売のWATCHNAVI本誌にて紹介する。お答えいただいた方の中から抽選で、5名の方にブライトリングオリジナルノベルティのUSBメモリ(4GB)をプレゼント。(10/16〆切)
みんなが一番好きなクロノマットJSPを決定せよ!
⬇︎応募は以下の入力フォーム、ウオッチナビサロン公式サイトより
https://pf.gakken.jp/user/op_enquete.gsp?sid=WNW&mid=003377kc&hid=hUkN574SA_2
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