オメガの「スピードマスター」は1969年に達成した人類初の月面着陸に携行されたモデル。この歴史的名作は「ムーンウオッチ」と呼ばれ、現在でも多くのファンを魅了し続けています。さらに、オリンピックやモータースポーツの公式時計にも採用されるなど、クロノグラフとしての機能性の高さも大きな魅力。
今回は、そんな「スピードマスター」シリーズの中で特に抑えておきたい定番・新作モデルをオメガ広報にヒアリング。NASAの公式装備品となっている大定番から2020年東京オリンピック開催を記念したコレクターにとっては夢のようなモデルまで、その豊富なバリエーションに目が離せません。
定番①:「スピードマスター プロフェッショナル」
1969年のアポロ11号による人類初の月面着陸時に採用された「ムーンウオッチ」の後継機種。NASAの公式装備品にもなっています。1957年に発売されたオリジナルモデルと同じ機構の手巻きムーブメント「Cal.1861」を搭載。インデックスと時針、分針には夜光塗料”スーパールミノヴァ”が施されており、暗所での視認性を確保します。
定番②:「スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン」
ケース素材に、ステンレススチールの20倍工程がかかるブラックセラミックを採用したモデル。ダイアルやプッシュボタンも同素材でつくられています。特徴的なタキメータースケールは、初代ムーンウオッチを踏襲したもの。夜光塗料もヴィンテージカラーを採用しています。
新作①:「スピードマスター ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号」
1968年、初めて月軌道を周回したアポロ8号ミッションから50周年を記念し、時計の表裏で月面を表現したモデル。ダイアルはスケルトン仕上げ。ムーブメントのブリッジや地板にレーザー加工を施し、クレーターの凹凸を表現しています。
新作②:「スピードマスター プロフェッショナル 東京 2020 リミテッド エディションズ」(※2020本・日本限定発売)
東京 2020 オリンピックの開幕まで後2年を迎えるタイミングで発表された日本限定モデル。色展開は、オリンピックリングのカラーを想起させる赤、青、緑、黒、黄の5色。ケースバックには、「東京 2020」のエンブレム、「LIMITED EDITION」の文字と限定番号、オメガロゴが刻印されます。