クッションシェイプのケースデザインで知られるパネライが、10月より銀座ブティックを移転リニューアルしました。これを記念して限定100本の記念モデルが登場しているのですが、すでに多くのモデルがパネリスティの手に渡っており残りはわずかとのこと。筆者も欲しいと思ったこの一本、予算の都合がつくなら早めに銀座ブティックへ問い合わせましょう。
ディープブルー×メタルブレスの特別な関係
10月のリニューアルを経て、11月下旬にはプレス・リテーラー向けに新ブティックの内覧会が行われました。新しいパネライ銀座ブティック(東京都中央区銀座6-6-1)は、世界的な建築家でデザイナーのパトリシア・ウルキオラが手がけた、最新のグローバルコンセプトのなかで時計が吟味できます。
そのあとに行われたリニューアル記念パーティでは、反町隆史さんがアンバサダーに就任するサプライズ発表も行われるなど、いまパネライは新たなステージを歩き出しています。
すでに発売中のブティック限定も、これからのパネライの意気込みを感じさせる会心の作。これまでルミノール ドゥエでのみ展開されてきたサテンソレイユ仕上げの文字盤が、クラシックな「ルミノール1950」ケースとユニークなダブルリンクブレスで楽しめるという、極めてレアな一本となっています。
搭載するのは、厚さ6㎜の自社製Cal.P.9010。分針の動きに影響を与えず時針のみを1時間単位で調整できるこのムーブメントは、3針タイプながら簡単に時差修正が可能。タイムゾーンの異なる地域への渡航の際に、その利便性を体感できることでしょう。
本機が購入できるのは、もちろんパネライ銀座ブティックのみ。限定数は100本となっていますが、銀座に集う国内外のパネリスティのことを考えれば、その数はあまりにも少ないと言えるでしょう。実際、内覧会の際に伺った話ではすでに希望のシリアルナンバーを選んでいただくのは難しい状況とのこと。
筆者もパネリスティの端くれで、ルミノールよりラジオミール派なのですが、いま現在に至るまでのパネライの歴史が凝縮したようなこのモデルに関しては、かなり欲しいと思いました。