ひと昔前、50万円以下の腕時計は社会人になって初めて購入する“一生モノ”の定番でした。それが、ここ数年のうちに人気モデルの価格が軒並み上昇。なかなか以前のようにたくさんの選択肢から本格ウオッチを購入することが難しくなっていました。ただ、そうした業界の流れに乗らずに価格を維持するブランドもありますし、最近では戦略的に50万円以内に価格を抑えたモデルも増えてきています。そして極めつけが、2018年秋からのチューダーの日本正式上陸。再び注目が集まる50万円以下の本格ウオッチを手がけるブランドのなかから、今回はラドーを取り上げます。
まるでゴールドのような輝きを放つ超硬ケースを採用
ダイヤマスター セラモス オートマティック
ハイテクセラミックス90%とメタル合金10%を混ぜ合わせて作られる独自の「セラモス」をケース素材に採用。高温射出成型(=インジェクション)によるモノブロック設計で、シンライン特有の8.3mmというスリムデザインを自動巻きで実現しています。ほぼハイテクセラミックスのため、長年の使用でも傷がつきにくいことはもちろん、ゴールドと同様の輝きが色褪せることもありません。
ハイテクセラミックスの先進性をモダンなスケルトンデザインで表現
トゥルー オープンハート
ロングパワーリザーブを誇る駆動ゼンマイの巻上げ残量や、テンプが振動して時を刻む様子を文字盤側で視認できるスケルトンウオッチ。ブレスレットまでハイテクセラミックスを採用することで、たとえアクセサリーと重ね着けをし続けても購入した時の輝きを末永く楽しむことができます。
斬新なアシンメトリーデザインが目を引く個性派
ダイヤマスター ハイ ライン
コート・ド・ジュネーブ仕上げのプレートの上に秒針から時分針へと繋がる輪列を露出させたユニークなスケルトンウオッチ。時分針の軸を支えるブリッジから「ハイ ライン」の名が与えられました。ケースには、約2万度という超高温の炉の中でハイテクセラミックスの組成を変化させ、素材内部まで金属のような色合いにする「プラズマ ハイテクセラミックス」を採用。一般的なコーティング技術と異なり、もし仮に傷がついても表面と異なる色が出てくることはありません。
ラドーは1962年からスクラッチレジスタントウオッチの先駆者として、素材開発の革新を続けているブランドです。いまでは多くのブランドに採用されているセラミックをいち早く腕時計のケースに取り入れたのも同社でした。その飽くなき探究心によって生まれたのが、ハイテクセラミックスやプラズマ ハイテクセラミックス、そしてセラモスなのです。
せっかく購入した高級時計に傷がつくと落ち込むものですが、先進素材を使ったラドーのタイムピースならそのような不安はまずありません。むしろ拭くだけで買った時の輝きが取り戻せるのですから、いつまでも時計を綺麗なままで使いたい人は、断然ラドーがおすすめです。