腕時計専門誌「WATCHNAVI」が読者と正規時計専門店とともに導き出した「2018年 腕時計最強ランキング」。その番外編として、2018年のベストウオッチを発表します。果たして編集長が選んだBEST5とは?
激しく胎動する時計業界の混沌のなかで生まれた期待の新作たち
●BEST5の選出基準「現在の時計業界の混沌のなかで生まれた、 未来を感じさせる時計たちをピックアップしました」
●1年間の総括「2018年はパラダイムシフトが起きた一年だったと言えるでしょう。3月にバーゼルワールドから帰国してから、次々にビッグニュースが舞い込んできました。スウォッチ グループを皮切りに、多くのブランドがバーゼルワールドからの撤退を発表する一方で、2019年を最後にリシャール・ミルやオーデマ ピゲはSIHHを後にすると発表、そしてチューダーの日本上陸……などなど、時計業界が激しく胎動しています」
【ウオッチナビ編集部が選んだ2018年のベストウオッチ 第5位】オメガ「シーマスター 1948 マスター クロノメーター スモールセコンド」
「ボンベダイアルやインデックスが愛らしいレトロ感を醸し出す一方、 中身は最新のマスター クロノメーター認定。耐磁対策もバッチリというハイブリッドさが 未来を感じさせます」
【第4位】チューダー「ブラックベイ GMT」
「2018年最後にして最大のニュースとなった黒船ブランド。当初入荷分は即完売。赤青ベゼルはやはり目立って素敵だし、この価格でロレックスのDNAを楽しめるのは奇跡です」
【第3位】L&JR「STEP1/クロノグラフ」
「2018年発足ブランド。 日本での取り扱いが決まる現場にも居合わせたことから、気になっています。ラインナップをすべてクオーツとすることで、スイス高級時計の外装仕上げを安価に味わえます」
【第2位】A.ランゲ&ゾーネ「1815 クロノグラフ」
「黒文字盤の深みとPGとのコントラストが美しい。ランゲのクロノグラフは各種メーターを配しながらも端正で、最高級品たらしめる気品に溢れています」
【第1位】タグ・ホイヤー「ホイヤー モナコ バンフォード」
「異色かつクールな取り組みで生まれた1本。永遠の名作が非常にモダンで美しい姿に。ビバー氏も“もっと作ればよかった(笑)”と言うほど、 即完売だった記録的な時計です」