オメガのブランド名の由来になった伝説的キャリバーが誕生125周年の節目に復活!? 新作「デ・ヴィル トレゾア 125周年記念モデル」とは?

世界に知られるスイスの名門ウオッチメゾン、オメガ。この名前は、腕時計に詳しくない人でもきっとご存知のことでしょう。では、なぜオメガという名称になったのか。その謎を解き明かす秘密が、突如発表された最新作に隠されていました。

 

現在の時計産業の礎を築いた「キャリバー19」

オメガの創業は1848年、若い時計職人だったルイ・ブランが設立したほんの小さな工房から始まりました。その後、1877年には、息子のルイ・ポールとともに「ルイ・ブラン&フィルズ」社を設立。世代がルイ・ポールとセザールの兄弟に代わり、現在も拠点とするビエンヌに工房を移転すると、初の大量型キャリバー「ラブラドール」や複雑なミニッツリピーター懐中時計の製造で高い評価を獲得しています。

そして1894年、創業者の2人の息子は、時計産業のあり方を変える画期的なキャリバーを開発します。そのポケットウオッチ用のサイズ19 ligne(=リーニュ/ライン)のキャリバーは、極めて高い精度を誇るだけでなく、リューズによる巻き上げと時間設定も可能。さらに、時計職人の手を煩わせることなくすべての部品が取り替え可能であり、工業規模の製造ラインの導入ももたらした点でも、時計界に衝撃を与えました。


究極の達成を象徴するものだった19ライン キャリバーは、ブラン兄弟によってギリシャ語のアルファベットの最後の文字が持つ意味を込めて「オメガ」と名付けられました。彼らは、このムーブメントが時計製造での成功を意味する“最後の文字”だと考えたのです。

もちろん19ライン キャリバーは大成功を収め、1903年にはついに社名を“オメガ”としたのでした。

 

オメガ 19ライン キャリバーの誕生125周年を記念した特別なデ・ヴィル トレゾアを発表

1月22日にスイス・ビエンヌのオメガ ミュージアムで行われた名キャリバーの誕生125周年イベントでは、オメガの持てる歴史と最新技術が融合した特別モデルが発表されました。それが、「デ・ヴィル トレゾア125周年記念モデル」と19ライン “オメガ“ キャリバーに新たな命が吹き込まれた復刻版です。

オメガ「デ・ヴィル トレゾア 125周年記念モデル」191万円(税抜)
手巻き(Cal.8929)、72時間パワーリザーブ、直径40mm、5年保証 ※オメガブティック限定商品/2月発売予定

デ・ヴィル トレゾア125周年記念モデルは、18Kイエローゴールドのケースに、バーガンディのレザーストラップと、オメガのブランドカラーにインスピレーションを得たレッド エナメルダイアルを組み合わせた一本。ケースバックには、125周年を記念したメダリオンがセットされ、その周りをオリジナルの19ライン キャリバーに採用されていたのと同じ渦巻き状のエングレーブが取り囲みます。

搭載ムーブメントは、オメガ初となる手巻きのマスター クロノメーターCal.8929

もう一方の19ライン “オメガ”キャリバーの復刻版は、オメガ ミュージアムの保管室からオリジナルのムーブメントで使用されていたブリッジ、メインプレート、脱進機、2種類の金属からなるテン輪など、当時の部品を抽出。それらをオメガのアトリエ・トゥールビヨンの時計職人たちが使い、19個の新しいムーブメントとして復刻させるというものです。

スイス ハンド セッティング システムを導入するなど、斬新なアップデートを取り入れ、21世紀バージョンとして生まれ変わるアイコニックなムーブメントは、新しいハーフハンタースタイルの懐中時計に搭載されるそうです。

「シーマスター 1948 リミテッド エディション」「ファースト オメガ リスト-クロノグラフ リミテッド エディション」など、最近、歴史的名作の忠実復刻やムーブメント復刻に意欲的なオメガですが、その中でも今回の新作のインパクトは絶大。時計コレクター垂涎のモデルであることは、間違いありません。

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