新生活用の腕時計はもう決まった!? フレッシャーズウオッチ選びの最適解【ユンハンス編】

新しい日々のスタートを切る瞬間は、誰だってドキドキするもの。そんなとき、手首に着けた腕時計は時間を報せる以上に“お守り”としても活躍してくれます。新生活に向けて選び抜いた一本は、自分が成長していく時間を刻みながら、ふとした瞬間に初心を思い出させてくれるもの。さぁ、これから迎える新生活に向けて腕時計を一本選んでみてはいかがでしょうか?
今回は、ドイツを代表するブランドで、数多くのハイコストパフォーマンスウオッチを手がけるユンハンスから3型を取り上げます。

 

デザイナーズウオッチの元祖にしてミニマリズムの永世定番

「マックス・ビル バイ ユンハンス」左/14万円(税抜)Ref.027 3400 00 右/15万2000円(税抜)Ref.027 3400 00M 自動巻き(Cal.J800.1)、ステンレススチールケース、直径38mm、防汗仕様

ユンハンスと聞いてピンとこない人でも、マックス・ビルデザインの時計ということで、見聞きした人は多いのではないでしょうか。最初にご紹介するマックス・ビル バイ ユンハンスは、スイスで生まれ、ドイツのバウハウスでデザインを学んだデザイン界の巨匠マックス・ビルが1956/57年にユンハンスのために手がけたウォールクロック(のちにニューヨーク近代美術館のパーマネントコレクションに指定)がモチーフとなっています。これに1962年に発表された機械式腕時計のデザインエッセンスも盛り込み、ユンハンスの手で再び甦ったのが、現代の製品となっているのです。機能を追求したシンプルさや、先端に緩やかなカーブをつけてドーム型ガラスと調和させた分針など、この時計に宿る細部へのこだわりは、クリエイティブな仕事に就く人に多くのインスピレーションを与えてくれるに違いありません。

 

電波時計のパイオニアが作り出した最新モデル

舶来時計はアナログ式や大量生産クオーツというイメージがあるかもしれませんが、150年以上もメイドインジャーマニーにこだわり、日本のモノ作りにも通じる精神を持つドイツの名門は、先進技術も追求してきました。その姿勢を最も表す歴史が、1985年に発表した初の量産型電波テーブルクロックと、それを約5年かけて腕時計サイズにまで小型化した世界初の電波ウオッチ「ユンハンス メガ1」です。

「マイスター メガ」18万円(税抜)Ref.058 4803 44 電波(Cal.J101.65)、ステンレススチールケース、直径38.4mm、50m防水

この歴史的名作のDNAを受け継ぐマイスター メガは、すっきりとした文字盤に電波受信に対応する世界地図を配置。基地局を記すことで、時計の持つ機能をわかりやすく示しています。電波時計といえば日本のお家芸のようですが、ユンハンスが手がけるモデルは必要最小限の要素で構成されており、国産のそれと比べてとてもスタイリッシュ。時計の正確性を追求しつつ、さりげなく上質感も主張したい人に最適な1本となっています。

 

手頃な価格で楽しめるクラシックモダンな「フォーム」

上記の2型よりも割安でユンハンスデザインが楽しめる「フォーム」は、2017年にデビューしたばかりのシリーズ。文字盤などにスクエアフォルムをしのばせることで、現代的な雰囲気となっています。人間工学に基づいた設計を最もよく示しているのが、ストラップの形状。フラットな表革に対して裏革は台形になっており、腕との接触面積を減らすことで長時間着用時のストレスを低減しているそう。本機は、有名建築物に使われているレンガをイメージしたトープカラーも印象的。より買い求めやすいクオーツタイプのラインナップも豊富です。

「フォームA」12万8000円(税抜)Ref.027 4832 00 自動巻き(Cal.J800.2)、ステンレススチールケース、直径39.3mm、50m防水

いまも変わらず人気のシンプルウオッチを1950年代から作り続けてきたユンハンスは、どこを取ってもスタイリッシュ。その見た目の良さの裏には、飾り立てないことで生まれる個性、静かなる細部へのこだわりという、不言実行を旨とする日本男児のような精神も込められているのです。こうした熱いハートとスマートな所作を自分の働き方の理想とするフレッシャーズは、ぜひ一度、ユンハンスを手に取ってみてください。

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