フラッグシップ同門対決! オメガの2大定番「シーマスター」×「スピードマスター」

オメガの2大定番「シーマスター」と「スピードマスター」。どちらにしようか迷っている方も多いはず。そこで今回、2モデルをさまざまな角度から検証してみました!

 

HOSTORY

左・シーマスター ダイバー300M マスター クロノメーター Ref.210.32.42.20.01.001 55万800円
右・スピードマスター プロフェッショナル Ref.311.30.42.30.01.005 59万4000円

【シーマスター】の名を冠して1993年に誕生したプロユースの潜水時計は、ダイビング界の偉人ジャック・マイヨールを筆頭に世界的ダイバーが愛用。『007』シリーズの歴代ジェームズ・ボンドの愛機としても周知されると、後にスーツに合わせるダイバーズの代表作となりました。

【スピードマスター】は、1964年、NASAが3社の時計に課した過酷な試験を唯一オールクリア。翌年にNASAの公式装備品となりました。1969年のアポロ11号の月面着陸に携行され、翌年のアポロ13号の危機には最後の計器としても活躍。その貢献の証として、シルバースヌーピー賞が贈られました。

 

DESIGN

【シーマスター】タフに使いやすい先進素材と高防水性が魅力
現行の第4世代は直径が1㎜アップの42㎜に。ベゼルリングに続いて文字盤もセラミックとなり、約10年ぶりに波型パターンが復活。強い日差しに耐える素材使いにより、長年にわたるタフユースにも応えてくれる。300m防水

 

【スピードマスター】1964年以来、守られ続ける伝統のデザイン
強化プラスチック風防のドームシェイプやボタンガードを兼ねた非対称ケースが、他にはない個性を主張。1964年のRef.105.012から続くコントラストの高い文字盤は、優れた視認性を発揮する。SSケースは直径42㎜。5気圧防水

 

SPEC

左・【シーマスター】シースルーバックでも高耐磁&高防水仕様
1万5000ガウスの耐磁性能も満たすマスター クロノメーター仕様の自動巻きCal.8800がサファイアガラスバックから確認可能です。円錐形ヘリウムガスエスケープバルブも特徴。約55時間パワーリザーブ。毎時2万5200振動。

右・【スピードマスター】1997年から搭載が続く傑作Cal.1861を格納
メタルバックには、“シーホース”のレリーフとムーンウオッチの文言を配置しています。その内部にはレマニア製のCal.861をベースにした、カム式の手巻きクロノグラフCal.1861を積みます。48時間パワーリザーブ。毎時2万1600振動。

 

【JUDGMENT!】“伝説”はほぼ互角! スペックでシーマスターに均差で軍配!

NASAへの貢献で伝説的な存在となったスピードマスターと比べれば、どんな時計も見劣るのは仕方ないこと。しかし、シーマスターも数々の著名人に愛用されたモデルであることは事実です。また、スピードマスターが1997年から同じムーブメントを搭載している一方で、シーマスターは最新鋭のCal・8800を搭載しており、性能面では圧倒的に優位です。

ただ気になるのは、オメガが初代スピードマスターにも載せていたCal・321の生産を再開したというニュース。今年は月面着陸から半世紀の節目でもあり、もしかしたら近いうちに現行機が廃番になる可能性もあるかもしれません。

 

問:オメガお客様センター TEL.03-5952-4400
https://www.omegawatches.jp/ja/

 

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