航空時計を発展させた 2大クロノグラフ! ブライトリング「ナビタイマー」×「クロノマット」――フラッグシップ同門対決!
ブライトリングの2大定番「ナビタイマー」と「クロノマット」。どちらにしようか迷っている方も多いはず。そこで今回、2モデルをさまざまな角度から検証してみました!【フラッグシップ同門対決 ブライトリング編】
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HOSTORY
【ナビタイマー】は、世界初の航空用「タイプ52」回転計算尺を備えて1952年に誕生しました。直ちに世界最大のオーナーズ・パイロット団体AOPA(Aircraft Owners and Pilots Association)の後任を受けると、1957年には“コスモノート”が宇宙飛行士のスコット・カーペンターと共に宇宙で使われました。
【クロノマット】は、世界中にクオーツ時計が浸透していた1984年に、イタリア空軍の曲技飛行隊「フレッチェ・トリコローリ」の協力を得て作られた自動巻きクロノグラフです。スイス製の機械式時計の魅力を広く再認識させたモデルとしても評価が高く、現代パイロットウオッチの規範となっています。
DESIGN
SPEC
左・【ナビタイマー】自社ムーブメントの高性能ぶりを鑑賞可能
クロノマットJSPと同じCal.01を搭載しますが、こちらはシースルーバック仕様。3気圧防水にはなるものの、機械式時計の醍醐味が存分に楽しめます。ボタンを押した際のコラムホイールの動きが見られるのはオーナーの特権です。
右・【クロノマット】メタルバックに隠された自社開発製造のCal.01
2009年に発表されたブライトリング悲願の自社製Cal.01は、禁則時間帯のないカレンダー調整や70時間以上パワーリザーブなど、多くの実用機能を有します。これを初搭載したのが、クロノマットでした。毎時2万8800振動。
【JUDGMENT】デザインの変遷で比べればナビタイマーは永久不変!
クロノマットは、名前こそ1942年に初登場しますが、現行モデルのルーツは1984年の初号機にあります。そこから約35年で初代、クロノマット2000、クロノマット・エボリューション……と、時代に応じてサイズも性能も移り変わってきました。一方のナビタイマーは、1952年のデビュー以来、ムーブメントこそヴィーナス、レマニア、バルジューと変わったものの、基本デザインは踏襲されています。
性能で選べば500mもの防水性を誇るクロノマットでしょう。ですが、愛機の世代交代が気になるなら、すでに完成されたスタイルを持つナビタイマーの方がタイムレスに使えそうです。
問:ブライトリング・ジャパン TEL.03-3436-0011
https://www.breitling.co.jp/