航空時計を発展させた 2大クロノグラフ! ブライトリング「ナビタイマー」×「クロノマット」――フラッグシップ同門対決!

ブライトリングの2大定番「ナビタイマー」と「クロノマット」。どちらにしようか迷っている方も多いはず。そこで今回、2モデルをさまざまな角度から検証してみました!【フラッグシップ同門対決 ブライトリング編】

 

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HOSTORY

左・ナビタイマー 1 B01 クロノグラフ 43 スペシャルエディション Ref.S022B-1NP 112万3200円
右・クロノマット JSP Ref.A001B70PA 89万6400円

【ナビタイマー】は、世界初の航空用「タイプ52」回転計算尺を備えて1952年に誕生しました。直ちに世界最大のオーナーズ・パイロット団体AOPA(Aircraft Owners and Pilots Association)の後任を受けると、1957年には“コスモノート”が宇宙飛行士のスコット・カーペンターと共に宇宙で使われました。

【クロノマット】は、世界中にクオーツ時計が浸透していた1984年に、イタリア空軍の曲技飛行隊「フレッチェ・トリコローリ」の協力を得て作られた自動巻きクロノグラフです。スイス製の機械式時計の魅力を広く再認識させたモデルとしても評価が高く、現代パイロットウオッチの規範となっています。

 

DESIGN

【ナビタイマー】回転計算尺の存在感が際立つ機能的なデザイン
初号機から受け継ぐ「タイプ52」回転計算尺は、文字盤と同じく白と黒の使い分けで視認性を高めている。シャープなラグやガードのないリューズなど、クラシックなケース設計も特徴。本機も日本限定仕様だ。直径43㎜。3気圧防水

 

【クロノマット】500m防水を誇る直径44㎜の大型ケース
2004年の“エボリューション”で大型化と高防水路線に舵を切ったクロノマットは、現行で直径44㎜、500m防水に。フランジまで生かしきった文字盤は立体感があり、テクニカルな印象。日本限定仕様の本機は別体ライダータブ付きだ

 

SPEC

左・【ナビタイマー】自社ムーブメントの高性能ぶりを鑑賞可能
クロノマットJSPと同じCal.01を搭載しますが、こちらはシースルーバック仕様。3気圧防水にはなるものの、機械式時計の醍醐味が存分に楽しめます。ボタンを押した際のコラムホイールの動きが見られるのはオーナーの特権です。

右・【クロノマット】メタルバックに隠された自社開発製造のCal.01
2009年に発表されたブライトリング悲願の自社製Cal.01は、禁則時間帯のないカレンダー調整や70時間以上パワーリザーブなど、多くの実用機能を有します。これを初搭載したのが、クロノマットでした。毎時2万8800振動。

 

【JUDGMENT】デザインの変遷で比べればナビタイマーは永久不変!

クロノマットは、名前こそ1942年に初登場しますが、現行モデルのルーツは1984年の初号機にあります。そこから約35年で初代、クロノマット2000、クロノマット・エボリューション……と、時代に応じてサイズも性能も移り変わってきました。一方のナビタイマーは、1952年のデビュー以来、ムーブメントこそヴィーナス、レマニア、バルジューと変わったものの、基本デザインは踏襲されています。

性能で選べば500mもの防水性を誇るクロノマットでしょう。ですが、愛機の世代交代が気になるなら、すでに完成されたスタイルを持つナビタイマーの方がタイムレスに使えそうです。

 

問:ブライトリング・ジャパン TEL.03-3436-0011
https://www.breitling.co.jp/

 

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