現代のジャングルを共に生きる時計は、タフでありながら、気品も携えていることが求められます。そんな特別なリーダーたちにこそ相応しい、「TOKYOタイムピース」をご紹介します!【オーデマ ピゲ編】
構成/ウオッチナビ編集部 文/小暮昌弘
撮影/シバサキフミト スタイリング/石川英治(TRS)
精悍なデザインとディテール。贅沢さ=ラグジュアリーを纏ったモデル
個人的な話で恐縮ですが、自分で稼いだお金で初めて買ったまともな時計はダイバーウオッチでした。いまから40年くらい前のことです。「海外にダイバーウオッチという時計がある」と聞きました。オートマチック式の日本製で、逆輸入され、下町で売っていると教えてもらい探し当てたのです。
手にすると、いかにも頑丈そうな佇まいで、これまでに見たことがないくらいの厚さ。何10mか潜っても大丈夫というスペックに惹かれたことも事実です。その後、釣りを趣味にする父親に譲ったのですが、遺品として手元に戻ってきました。いまでも時計を振ると針が元気に時を刻んでくれる。ダイバーウオッチは本当に頑丈そのものです。
「オーデマ ピゲ」の代表モデルが「ロイヤル オーク」。その派生モデルとして誕生したのが「ロイヤル オーク オフショア・ダイバー」です。ロイヤル オーク伝統の八角形のベゼルとケース、裏蓋まで貫通して固定された8本のビス。文字盤には防水性能の値を示す300mが刻まれ、この時計が活躍する深海をつい想像してしまいます。
アイコンでもあるダイアルの「メガタペストリー」が秀逸の出来栄え。「ラグジュアリースポーツウオッチ」と呼ばれるだけのことはあります。
私が手にしてから40年も経つと、ダイバーウオッチは卓越した堅牢さに加え、ラグジュアリーという贅沢さまで纏うようになったのです。
問:オーデマ ピゲ ジャパン TEL.03-6830-0000
https://www.audemarspiguet.com/ja/
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