偉大な時計師の技術を受け継ぐハイブランドの新鋭――クロノメトリー・ フェルディナント・ベルトゥーとは!?

偉大な時計師の技術を受け継ぐ、「クロノメトリー・フェルディナント・ベルトゥー」。ヴィンテージウオッチに通じる独創的なたたずまいは、きっと時計愛好家を虜にします。その魅力を解説しましょう。

 

ショイフレ氏が挑んだ時計版“プロジェクトX”

FB 1R.5 3321万円

2015年にファーストウオッチを発表した、新興ブランド「クロノメトリー・フェルディナント・ベルトゥー」。名前の由来は、18世紀に活躍した時計師に由来します。だから手がける製品も、かつての偉人が得意としたマリンクロノメーターがモチーフとなっているのです。

ブランドとして再スタートを切った経緯は、マリンクロノメーターの収集家でもあるショパール共同社長のカール-フリードリッヒ・ショイフレ氏が、ベルトゥーの製作物を見つけたことから始まりました。ショイフレ氏は、その個性的で、素晴らしい出来栄えのマリンクロノメーターに惚れ込み、やがてブランドとしての再興を決めたのです。

製品特徴でもある独自形状の複合ケースや、鎖引き機構、柱で支えるムーブメント設計など、偉大なる遺物を腕時計のサイズで再現するために、クロノメトリー・フェルディナント・ベルトゥーが取得した特許は4つにもなります。そうした過程を経て完璧に再現された“腕時計版マリンクロノメーター”の最新作が、緑青をふいたパティナブロンズケースのモデルです。

あたかも18世紀の航海を経たような風合い漂う一本は、好事家にとって垂涎の的でしょう。

(右)時計師ベルトゥーが多用した鎖引き(チェーン・フュゼ)機構を、現代の作品にも採用。そのパーツ数はチェーンだけで790個に及ぶ
(左)パティナブロンズケースを使ったパワーリザーブ付きのFB 1R.5は、1785年に大航海に挑んで海に召されたマリンクロノメーターへのオマージュ作

 

問:ショパール ジャパン プレス TEL.03-5524-8922

 

【あなたにオススメ!】2019年の新作一挙紹介! ショパール編――バーゼルワールド2019

TAG

人気のタグ