文字盤に地球から宇宙へと移ろいゆく〝青〟を表現――ジラール・ペルゴ「1966」
2020/1/19 17:10
1791年まで起源を辿ることのできるジラール・ペルゴは、時計好きから「GP」の愛称で呼ばれることもあるスイス時計界きっての名門である。2019年、新たな試みとして「アース・トゥ・スカイ」をテーマに、宇宙との象徴的なダイアローグを開始。これによって美しいラウンドウオッチのコレクション「1966」より、“地球から宇宙”をデザインに取り入れた2本のニューモデルが誕生した。
同じブルーでも異なる仕上げを施したダイアルをセット
ジラール・ペルゴの研究開発部門が1966年に開発した高精度な自動巻きウオッチ「ジャイロマティック」。当時では先進的な毎時3万6000振動のハイビートムーブメントを搭載する伝説的なモデルで、「1966」はこれをオマージュする形で創出された経緯を持つ。言ってみれば、GPにおけるマニュファクチュールの不変的な姿勢を表すシンボリックな存在なのだ。
「1966」の新作は、トラッドな薄型ラウンドケース、カレンダー表示、センターセコンドの3針式という極めてベーシックな機能に対して、マルケトリの技法を想起させるギョシェ装飾がユニークな文字盤と、中央から外縁にかけて徐々に深みを増すグラデーションカラーの文字盤の2タイプが登場。「アース・トゥ・スカイ」のコンセプトによって生み出された、同社のクリエイションが今も昔も独創性に満ちていることを提示する逸品は、世界的にも、そしてブルーダイアルが好まれる日本にもおいても高い評価を得るに違いない。
太陽光線をモチーフとするギョシェ装飾のブルーダイアル
流行のグラデーションを用いたサンレイブルーダイアル
問:ソーウインド ジャパン TEL.03-5211-1791
https://www.girard-perregaux.com/ja