一度も途切れることなく続くスイスの時計ブランドとして最古の歴史を誇るヴァシュロン・コンスタンタンが、ドレスウオッチの代表的コレクションである「パトリモニー」から新作をリリースした。それがミッドナイトブルーのダイアルとピンクゴールドのケースを組み合わせた自動巻きモデル。控えめなサイズながら、その確かな存在感は一見の価値がある。
スイスの古参だからこそ成しえた、気品高きミッドナイトブルー
パトリモニーは2004年の誕生以来、クラシックとモダンのバランスを絶妙に保ちながらタイムレスなスタイルを体現してきた。それはスイスで時計産業が最初に根付いた土地、すなわちジュネーブで産声を上げたヴァシュロン・コンスタンタンの正統性を物語るタイムピースなのである。新作はそのパトリモニーをジェンダーレスな2サイズ(36mmと36.5mm)で展開されるバリエーションで、深遠なるミッドナイトブルーのダイアルが特徴だ。
「パトリモニー・オートマティック」
プレーンなベゼルを持つ直径36mmの「パトリモニー・オートマティック」の青文字盤は、サンバーストサテン仕上げが施されており、光の反射で異なる表情を見せるミステリアスな色合い。細身のアワーマーカー、埋め込まれた「パール」と呼ばれるドットのミニッツトラック、6時位置のカレンダー、ピンクゴールドの針によって構成された、美しいシンメトリーデザインとなっている。長い秒針はダイアルのカーブに合わせて微妙に曲げられており、技術の高さと徹底したこだわりが感じられる。シースルーバックからは、コート・ド・ジュネーブ装飾が施された自動巻きムーブメント「キャリバー2450 Q6/3」のメカニズムや、同社シンボルであるマルタ十字が象られた優美な22Kゴールドのローターを鑑賞することができる。
「パトリモニー・オートマティック・ジェムセット」
「パトリモニー・オートマティック・ジェムセット」は、径をやや大きくした36.5mmのピンクゴールドケースを採用。職人がひとつずつセッティングした68個のラウンドカット・ダイヤモンドがベゼル上で輝く。こちらにも格式高きミッドナイトブルーダイアルが備えられ、リューズトップにはさりげなくダイヤモンドカボションを設置。ダイヤなしと共通のダークブルーアリゲーターストラップは、縫い目が見えないように仕立てられた特別なものである。
問:ヴァシュロン・コンスタンタン TEL.0120-63-1755
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