就職やプレゼント、自分へのご褒美……腕時計の購入タイミングは人それぞれ。ましてや初めての1本となると、どのブランドを選べばいいのか悩むものですよね。そこで、“失敗しない一生モノ選び”のノウハウをご提案! 今回は、シンプルだからこそ細部の仕上げで時計の良し悪しが分かるフォーマルウオッチをご紹介します。
インデックスの立体感やケースのエッジがポイント
無駄を削ぎ落として簡素になればなるほど、作り込みのレベルははっきりします。デザインを構成する要素が少ないため、ごまかしが利かなくなるのです。
というわけで、シンプルなフォーマルウオッチの見極め術としては、細部から時計のクオリティを判断していくのが正解。具体的には特に高級感を主張する要素として、文字盤の立体感とケースの美しいエッジ仕上げは外せません。
ティソ
バラード オートマティック
![ティソ](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/07/759559f7491d0f20ae99905f92e490e6.jpg)
スイス時計のわずか3%しかクリアできない精度規格「COSC」に合格したドレスウオッチ。シックな黒文字盤にデイト表示を組み合わせたエレガントなスタイルは、まさしくフォーマルシーンに最適です。ギヨシェ装飾を施すなど、ワンランク上の高級モデルにも引けを取らない作りになっています。
ギヨシェ装飾&アプライドインデックス
![ギョシェ](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/07/9790e9f122cf334ea41c1d5733eb6d78.jpg)
シリコン製ヒゲゼンマイ
![ヒゲゼンマイ](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/07/1d733e5d3bb9f18cd1ca1d6d9965634a.jpg)
グランドセイコー
メカニカル自動巻き3デイズ
![グランドセイコー](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/07/1b9310ded6e80e80946594ee7b52940b.jpg)
陰影を強調する独自のセイコースタイルで外装をデザインした3針モデル。約72時間パワーリザーブを確保するCal.9S65は、世界最高クラスの精度試験を設けるGS規格に準拠しています。高度な職人技術を必要とするザラツ研磨を施したケースは、歪みのない超鏡面仕上げでキラキラとした輝きを実現。面と面とのエッジはシャープでありながら尖っていない理想的な造形です。
![GS](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/07/GS.jpg)
ミドー
バロンチェッリ キャリバー 80 クロノメーター SI
![ミドー](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/07/8431c2a95e00143fe3e918bb2eb501c5.jpg)
ポリッシュ加工のホワイト文字盤にステップベゼルを合わせた3針ドレスウオッチ。柔軟性に富む7連ブレスレットは手首に心地良くフィットし、約80時間パワーリザーブを保持。
![ミドー2jpg](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/07/937a6f2b78c9a3060d5055cb089481cd.jpg)
ボーム&メルシエ
クリフトン スモールセコンド
![ボーム&メルシエ](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/07/2f1c72ba83779741a39871f5d065de75.jpg)
1950年代のミュージアムピースに着想を得て製造されたモデル。植字インデックスにブルースチール針という正統派なクラシカルデザインが好印象を与えます。文字盤中心から外周に向けたサンレイ仕上げと、光の反射を抑えるサテン仕上げの組み合わせによって洗練された雰囲気に。惚れ惚れするような文字盤仕上げとなっています。
ロンジン
コンクエスト クラシック
![ロンジン](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/07/58120b28c9f184b9e82bae515a7624e4.jpg)
6・9・12のみをアラビア数字とした文字盤を中心に、無駄な装飾を省いたシンプルさが美しいデザイン。それでいてエレガントかつ力強いフォルムは、同社が公式パートナーを務める乗馬スポーツの世界観に着想しているそう。夜光を施したインデックス&時分針や日付表示で実用性も確保しています。
![ロンジンストライプ](https://watchnavi.getnavi.jp/wps/wp-content/uploads/2017/07/57e7fe431f0969c75f6ccd283b987953.jpg)
一生モノの目利きポイントとして、例えばケースが丁寧に面取り加工をされていたり、文字盤のインデックスはプリントではなく立体的なアプライドインデックスが使用されているなどが重要になってきます。
50万円以上の高級時計には取り入れられている技術ですが、値段的に手に入れるのが難しい場合はこれらの要素を意識して同等の仕上げを施す入門機を手に入れてみてはいかがでしょうか。
次回はこれからの季節にぴったりな、ダイバーズウオッチをご紹介します。
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