クロノグラフやダイバーズ、アウトドアウオッチの中でも、華美な装飾を排して機能性にこだわったのがハイスペックなスポーツウオッチ。前編ではブライトリングのクロノマットなど、その道のプロたちも愛用するタフウオッチをご紹介しました。今回は、ハイスペックスポーツウオッチ選びの3か条を改めて抑えながら、デザイン面とスペックに優れた3ブランドを見てみましょう。
機能美・防水・オリジナルスペックは要チェック
目新しさは少ないものの、普遍的なデザインであれば安心して末永く愛用できるのがハイスペックスポーツウオッチの良さ。近年では、ブライトリングのクロノマットのように新素材ダイアルを組み合わせたモデルも人気が高いです。自社製のムーブメントを搭載していれば、外装に加え中身までブランドのDNAがぎっしり。ジンやボール ウォッチのように過酷な状況でも機能するオリジナルスペックを備えていれば、スペシャル感も増すので所有する喜びも高まることでしょう。
【ハイスペックスポーツウオッチ選びの3か条】
①機能性を突き詰めた結果、プロも認める機能美を備える
②ダイバーズなら200m防水以上、クロノグラフは精度も追求
③自社ムーブメント、もしくはオリジナルのスペックを装備

20世紀半ばにイギリスで生まれたオートバイ文化「カフェレーサー」のスタイルを取り入れた1 本。エイジング加工のケースとベージュ夜光のアラビアインデックスによる徹底した“ヴィンテージ顔”が秀逸です。スレートグレーのダイアルには、光の反射を抑えるグレイン加工を施し、さらに細かな凸凹を着ける梨地仕上げを装飾。経年変化したようなオリジナリティあふれる表情を生み出しています。

市販されている腕時計で最高レベルとなる5000mもの驚異的な防水性を確保したクオーツ式ダイバーズ。ドイツの潜水艦Uボートの鋼鉄素材をケースに採用し、1500ビッカーズの硬度を誇る回転ベゼルを装備しています。


宇宙船やF1マシンなどの最先端分野で活用されている軽量&強靭な炭素繊維をケースに採用し、その内部に強耐磁性のミューメタル素材を挿入。8 万A/mの耐磁性を確保しながら、従来モデルから50%の軽量化に成功しています。搭載ムーブにはCOSC認定のCal.RR1102-Cを採用。

作りが堅牢なため、末永く使えるのが魅力のハイスペックスポーツウオッチ。ヴィンテージ感を醸し出すゼニスや、スポーツウオッチの中でもゴツすぎず落ち着いたデザインのジン、ボール ウオッチなどを選べば、オン・オフ問わず活躍してくれるでしょう。