ラグジュアリーウオッチの中でも、ダイアルやケースにアイコン的なデザインを有し、独自の世界観を持つ“個性派”ラグジュアリーウオッチ。本気で大人の遊び時計を探しているのであれば、このジャンルがおすすめです。
本物のラグジュアリーを知る大人に似合う腕時計
個性派ラグジュアリーウオッチは、〝ラグスポ〞よりも1ランク上のラグジュアリー感&ハジけた時計であり、見た目の個性が重視されます。
例えば、異素材を組み合わせたウブロのビッグ・バンや、八角形と真円の革新的デザインを持つブルガリのオクト、自らのアイデンティティに根付いたパネライの意匠など、いずれも他者に似ていないオンリーワンの希少性と価値に満ち溢れています。
文字盤かケースにひと目で分かるアイコンデザインを纏い、希少または先進素材の採用で強烈な個性に品格を添えたモデルこそが個性派ラグジュアリーウオッチと呼ぶにふさわしい時計でしょう。
2016年秋に登場した薄型の新コレクション。伝統のサンドイッチ文字盤に繊細なサンブラッシュ仕上げを施し、外装はリューズプロテクターに至るまでフルポリッシュ仕上げとなっています。パネライのラグジュアリー面を強くアピールしているモデルです。
ケースはルミノール1950の既存の同等モデルと比べて、ケース厚は約40%もスマートに。ビジネススーツの袖口にもしっくり収まります。
イタリア語で黒を意味する“ネロ”のモデル名の通り、ステンレススティールにDLC加工を施し、ウルトラネロ(究極のブラック)を纏った逸品。インデックスや指針まで黒にこだわったオールブラックダイアルは、昼間の視認性も思いのほか良好です。
時分針、スモールセコンド、パワーリザーブ、アウトサイズデイトの各表示が重なり合うことのない独創的なデザインは、合理的なドイツ時計の精神を象徴するもの。
丁寧に磨き上げられた各指針が優雅に時を示しています。自社製のキャリバーL121.1はフリースプラングを採用しているので、高い精度で歩度を調整できる構造になっています。
ウブロが独自に開発した、世界初の傷がつきにくいゴールド素材「マジックゴールド」をケースに採用。高温・高圧のもとゴールドとセラミックを融合して製造される18Kマジックゴールドの硬さは、通常の18Kゴールドの2 倍以上の1000ビッカーズ硬度を誇ります。ムーブメントには自社製ウニコを搭載し、その内部機構の動きをスケルトン文字盤から楽しめます。
フォーマルからカジュアルまで幅広くカバーするこのタイプは、個性が強烈なだけに着け手を選ぶことも多いのが難点。一目惚れで購入してしまうのもアリですが、まずは本当に自分に似合っているのか正規店のスタッフの意見に耳を傾けてみることも大事でしょう。